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2023シーズン終了のご挨拶

2023年11月20日

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News

11月18日(土)、勝てば関東昇格という、最後の大一番でCOEDO KAWAGOE F.Cさんに1-2で敗れ、今年も関東昇格の夢が絶たれました。


オフィシャルトップパートナーのオーチュー様を初め、220を超えるスポンサー企業・個人の皆様、日頃から応援してくださっているファン・サポーターの皆様。シーズンを通してわたしたちにサッカーをさせてくださり、まず心より感謝申し上げます。

今年こそ昇格すると誓いを立て共に歩んできてくださったのに、お応えできず、本当に申し訳ございません。


そして1年間このチームで戦い抜いた選手とスタッフ、支え続けたトレーナー陣、社員、インターンのみんな、本当にお疲れ様でした。どんな激闘も競り勝ち、駒を進めてきた精神力、そのための毎日の努力とひたむきさに、いつも勇気づけられていました。


この場を借りて正直な気持ちを話しますが、今年は昇格できると思っていました。16勝2敗で東京都リーグ1部の優勝が決まる頃には、関東他県リーグの上位チームの試合映像の撮影を終え、何度も何度もトーナメントのシミュレーション、宿泊や移動、選手の肉体的ケア、食事などに関する、最善の準備を進めてきました。


でも何より「昇格に値する実力を持っている上で、どれだけ準備をしても勝てないことがあるという恐怖心と、それでも絶対に自分たちが勝つという自信」を、常に持ち続けてきました。それでもまた、敗れてしまいました。


人生を前に進めたい。都リーグから関東リーグへのこの高い山を越えさえすれば、もっともっと事業も強化も環境も加速度的に成長する確信があったからこそ、この1年ずっと自分自身の人生と、選手や社員など内部の人間たちの人生を、一歩大きく前進させたいということばかり考えてきました。


敗退が確定したホイッスルが鳴った瞬間、去年の悔しさを共に味わった上でそれでもなお諦めずにスポンサーしてくださっている方々一人一人の顔、そして愛する選手とスタッフのこれまでの努力がフラッシュバックし、それは気絶するほどのショックでした。恥ずかしいことにまだ情緒が落ち着かず、突然涙が溢れてくる時間を過ごしています。


しかし、代表になって2年目の今年、去年1年間とは比較にならないほど、得たものが多くありました。サッカー界では世界初となるニューエラ様とのサプライヤー契約、トップパートナーであるオーチュー様との共同事業体による区民施設指定管理者契約、増嶋竜也監督体制による強化、確実に倍増したファン、サポーターの皆様からの声援、ボードフロントメンバー7名の一体感など、「今年は圧倒的に成長できた」という実感があるのも事実です。


クラブを応援する皆様に喜怒哀楽を届け、日々の生活を豊かにするコミュニティを作り、渋谷という地域や社会に貢献する。サッカークラブに求められた使命をどう果たすべきか、日に日に解像度は増し、現実世界でそれが少しずつですが実現できるようになってきました。


でも一番の本質は、勝つことです。勝ち続けることでより多くの人にそれらの価値が届けられる存在となり、世の中を動かすことができます。自らに対して「勝てなかったけど実りあるシーズンだったよね」と言い訳することを絶対に許さないとここに誓います。


同時に、東京都リーグも、関東昇格トーナメントも、本当に難しい戦いです。どんなに準備を繰り返しても、来年また昇格できない可能性がある。それがサッカーというスポーツだということを身をもって体験しました。でもある意味コントロールできない勝負の世界だからこそ、勝ったときの感動や興奮が爆発するものです。


その歓喜の瞬間を絶対に迎えるという強いメンタリティと強靭な組織を作り、プロセスでいつもおもしろく新しくかっこよくあれるように、今日からまた皆様のサポートのもと、戦わせてください。


昇格の目標を達成せず終わりましたが、渋谷の名を背負いJリーグに参入するこのクラブがいつか日本を代表してアジア、世界にその名を轟かせること、そして強さとユーモア、クリエイティビティで関わる全ての人々の人生をエンパワメントすることに変わりはありません。


僕は一緒に泣いてくれた人たちの顔、それでも一緒に来年も頑張ろうと言ってくれた皆様の愛を、絶対に忘れません。

応援、サポートしてくださった皆様、本当に1年間お疲れ様でした。



SHIBUYA CITY FC

代表取締役CEO 小泉 翔

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