豊富な経験でCITYに貢献!異色のサッカーキャリアを持つ男【Match Day Spotlight #17】
2021年10月2日
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「嫁には今も頭が上がりません(笑)」
産まれたばかりの息子と妻を東京に残し、J2の舞台を経験した男は、約2年間、東南アジアでプレーした。
「J3のクラブからもオファーをいただいていましたが、カンボジアのクラブからの熱いお誘いもありましたし、日本でいわゆる普通のプロ選手の道を歩むより、東南アジアのクラブで活躍して、日本人としてアジアのクラブの国際大会に出たいという思いが強くありました」
最終的にはウズベキスタンのクラブへ移籍するも、怪我に加え、もともと決めていた期限も迎えたこともあり、その後は本格的にプレーをするというより、ジュニア世代の指導をしながら、友人のチームで誘われたときにプレーする程度の日々を過ごしていた。そんな中、知り合いから大事な練習試合に助っ人としての参加をお願いされ、ハットトリックを決めた。その相手が、CITYだったのだ。
「その日は試合のあとに、同じくウズベキスタンでプレーをしていた柴さん(柴村選手)と話をさせていただいて、今シーズンの始めに再度柴さんや伊藤監督、深澤GMと話させていただいて、主に2つの理由で加入することにしました。一つは、環境面や本気でJリーグを目指しているビジョンに賛同できたということです。もう一つは、今後は指導者として成長していきたい部分もあるので、伊藤監督から色々と学ばせてもらったり、ただ選手としてプレーするだけではなく、違う発見があると思ったからです」
今シーズンは加入後すぐに出場し、決勝点をアシスト、鮮烈なデビューを飾った。ここまでのシーズンを振り返って、どう感じているのか。
「今シーズンもコロナという状況が続いていたので、非常に難しかったですし、自分もあまりチームに貢献できていないので、満足はしていません。ただ、自分の経験を他の選手に多少は還元できたと思いますし、自分の立場をしっかり理解したうえで出場時間にはこだわらず、如何に貢献できるか、という部分だけ考えていました。そういう意味では気持ちの浮き沈みは少なかったですし、客観的に物事を見ることができたと思います」
2年ほどあったブランクに関しても「コンディションも上がって来ましたし、スピード感にも慣れるシーズンとなりました」と話し、「残り2試合で、どんな形であっても、熱心に誘ってくれた社長、監督、GMであったり、試合を運営してくれているスタッフのために、チームの勝利に貢献したいです」と熱い思いを語った。
「まだ入って数ヶ月しか経っていないので、チームメイトや周りにどのような見方をされているかわかりませんが、いつも明るく元気にしているので、そういう印象を持たれていると思います。そう振る舞わせてくれるのも、素晴らしいチームだからですし、練習やチームで活動している時は、みんなが本気でサッカーが好きなのが伝わるからです。そういったチームの一員になれることは嬉しいですし、練習も試合も、毎回行くのが楽しみです」
これからも、ピッチ内外でチームにポジティブな影響を与えてくれるだろう。
村松 知輝 選手 のプロフィールは
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東京都1部リーグ第13節(延期分)
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10月3日(日)16:05キックオフ
■対戦相手 エリース東京FC
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