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「本当に創りたいのは、映像ではなく、誇り。クラブ史上初の“プライディングパートナー”となったエレファントストーンに迫る」

2022年6月22日

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SHIBUYA CITY FCは、現在160社を超えるパートナー/スポンサーの皆さまに支えられながら活動しています。 本企画「SCRAMBLE TALK」では、どのような想いでパートナー各社がSHIBUYA CITY FC(以下、CITY)のチャレンジに参画したのか、実際にどんな取り組みを行なっているのかをお伝えしていきます。 今回は、プライディングパートナーの株式会社エレファントストーンから鶴目和孝さん(代表取締役CEO)、そしてCITYから小泉翔(代表取締役CEO)も参加し対談を実施しました。 同社は創業時から渋谷に本社を構え、映像制作事業を通じた「誇り」創りをさまざまなパートナー・クライアントに実施しています。 2021シーズンに、クラブ史上初の“プライディングパートナー”として契約を締結し、最初の取り組みとしてサッカーフェス「FOOTBALL JAM 2021」(以下、JAM)のオフィシャルムービーを制作いただきました。 エレファントストーンが「誇り」を軸に映像制作に取り組む理由や、CITYとプライディングパートナーとして契約締結した背景について取り上げます。 聞き手:畑間 直英(SHIBUYA CITY FC 取締役 / コンテンツディレクター)


「プライディングパートナー」という初の試み

畑間 鶴目さん、本日はお時間いただきありがとうございます! 先日公開した「


」も最高にかっこいい映像に仕上げていただきありがとうございました。

鶴目 こちらこそありがとうございました。渋谷であれだけ大規模なサッカーイベントが開催されていること自体、とても興奮しました。それをSHIBUYA CITY FCというサッカークラブが主催していることが単純にすごいと思いましたし、映像制作にエレファントストーンが関われたことがとても嬉しかったです。

小泉 映像を公開してから、SNS上での大きな反響に加え、僕がクラブの紹介や営業活動でお話しするときにまずあの動画をお見せすることでCITYの目指している世界観を一発で伝えられるようになりました。試合の映像ももちろんですが、JAMのようなピッチ外でもこういったことを本気でやってるんだと皆さんに知ってもらえることはクラブにとって本当に大きいことです。皆さんに「なんだこの映像、かっこいい!」と反応していただけるのがめちゃめちゃ嬉しいです。

鶴目 ありがとうございます。今回は単なる記録映像ではなく、「渋谷の誇り」をテーマにCITYやJAMに関わる皆さんが誇りに思えるような作品を創りたかったので、そういった反応をいただけてよかったです。

畑間 まず初めにエレファントストーンとCITYの両者が知り合ったきっかけを聞いていきたいなと思います。 といっても、鶴目さんと僕が知り合ったことがきっかけなので変な質問なのですが(笑)

鶴目 そうですよね。2~3年前のTOKYO CITY F.C.(CITYの2020シーズンまでの名称)時代に畑間さんがサッカー関係の共通の知人を通じて我々のオフィスを訪問していただいたのが最初でした。 その時も面白いサッカークラブだなと思って、社内に「こんなサッカークラブがあるよ」と紹介したのですが、具体的な取り組みまでには至らずという形でした。

畑間 そうですそうです。僕もその時はまだ別に本業がありプロボノスタッフとしてCITYに関わっていたので、そこまで深入りもできずといった感じでした。 そこからCITYに転職し、クラブ名称を「SHIBUYA CITY FC」に変更した昨シーズンのタイミングで小泉を連れて改めてご挨拶に行かせていただきました。

小泉 実はCITYのドキュメンタリー映像を撮影してもらっているビデオグラファーの松永エイゾーからエレファントストーンさんのことは軽く聞いていて、素敵な映像創りをされている会社だなと思っておりました。 そこでクラブの紹介と、もし可能性があるならとスポンサーメニューの説明もさせていただき、エレファントストーンさん側でご検討いただきました。

鶴目 ちょうどJリーグクラブのスポンサー契約を締結したタイミングだったので、会社としては難しいタイミングではありました。

ただ、多様な人々やカルチャーが存在している渋谷を拠点にしているCITYが目指す世界観にまず魅力を感じていました。エレファントストーンが渋谷に拠点を置いているのもさまざまなカルチャーを身近に感じることができるのが一つの理由です。 また、会社として「プライディングカンパニー」と名乗り始めたタイミングでもあったので「誇り」を軸として逆提案のような形でCITYさんにご相談させていただきました。

小泉 鶴目さんから「プライディングパートナー」としてCITYのパートナーシップを結びたいと提案されたのは本当に嬉しかったです。基本的に僕らCITY側からスポンサーメニューをカスタマイズして提案することはあるものの、エレファントストーンさんのように逆提案されたことはなかったので、ここまでCITYとパートナーになることの意義を考えて下さっていたことは本当にありがたかったです。今確認したら、打ち合わせが終わって数分後に、「これでやりましょう!」と鶴目さんにメッセージを送っていました(笑)

鶴目 ただお金を出すだけの関係にはなりたくなかったですし、それだと長続きしないなと思っていました。僕らとCITYさんでどういった取り組みができるのかを考えた結果、プライディングパートナーとして「渋谷の誇り」をテーマに映像制作やセミナー開催ができれば両者にとってWin-Winの関係が作れると思ったのです。

映像創りではなく、誇りづくり。

畑間 近年、徐々にスポーツチームでも試合以外の映像の価値が高まってきていると思います。エレファントストーンさんでもスポーツに関連するプロジェクトがいくつかあるかと思いますが、鶴目さんはどのように感じていますか。

鶴目 やはり一番は見られているのが試合の映像であることは変わらないと思うのですが、チームがさらに認知度を高めたい時に、他の分野での掛け合わせに映像を活用していただく機会が増えてきたと感じています。例えば「スポーツ×アニメ」だったり「スポーツ×鉄道」だったりと、これまでスポーツにあまり興味のなかった層に認知を広めていくのに映像はとても適しているのではないかと思っています。 僕らは、映像を見た人が「変化」することを目指していて、例えば今までスポーツに興味がなかった人に興味を持っていただくことも変化ですし、JAMのように渋谷に対して誇りを持っていただくことも変化だと捉えています。

畑間 ありがとうございます。ただ映像を制作するだけではなく、その先の変化まで考えられているのはエレファントストーンさんならではな気がします。

エレファントストーンさんでは企業としてどういったことを大事にされていますか。

鶴目 「象る、磨く、輝かせる。」というフィロソフィーを掲げています。 例えば今回のJAMの映像創りでは、「象る」の点で、小泉さんや畑間さんのJAMに対する想いやどういった場面でこの映像を使いたいかといったことをヒアリングしながら映像を「象って」いきました。 言い方が少し難しいのですが、映像創りの世界ではクライアントから依頼を受けた制作側が「これがカッコいい映像ですよ」とある種一方的に制作を進めていくこともあります。 ただ、エレファントストーンではクライアントの想いをしっかりと汲み取りながら映像創りを進めていくことを大切にしています。

畑間 ありがとうございます。 JAMの映像創りでエレファントストーンさんと密にやりとりさせていただいていたのですが、本当に全てのコミュニケーションが気持ちよく、いただくアイディアもストライクど真ん中のものばかりで本当にスムーズに進めることができたと思っています。

もう一つ、先ほど「プライディングカンパニー」というワードも出てきましたが、会社として「プライディングカンパニー」や「誇り」という言葉はフィロソフィーの議論を重ねる中で出てきた言葉なのですか?

鶴目 「誇り」というワードは割と創業当初から社内で使われていたと思います。クライアント・パートナーの皆さんに映像を通じて誇りを持っていただきたいという想いが強く、「本当に創りたいのは、映像ではなく、誇りです。」と謳っているくらいです。 「プライディングパートナー」と名乗るのはちょっと勇気が入りましたね・・・

CITYさんとも「渋谷の誇り」をテーマに色々と仕掛けていきたいと逆提案させていただいたので、他のパートナー・スポンサーさんを集めた「誇り」をテーマにしたセミナーも実施したいですね。

小泉 ぜひやりましょう!CITYのパートナー・スポンサーは渋谷に想いのある会社さんばかりなので、ものすごく楽しく面白い会になる気がします! この対談の公開とともにセミナー開催もリリースしましょう。

鶴目 本当にCITYさんの周りには面白い人たちばかりが集まっていますよね。そういった方々と交流できるのも我々がプライディングパートナーになってよかったことの一つでもあります。 セミナーもそうですし、やはりサッカー選手の人生・仕事ってかなり特殊だと思っているので、CITYの選手にクローズアップした作品も創っていきたいです。

畑間 鶴目さん、ありがとうございます!


楽しみですね。CITYにはさまざまな誇りを持っている選手がいると思うのでぜひ取り上げていただきたいです!

後半は、JAMのオフィシャルムービー制作にディレクターとして関わっていただいた奥野さんも交えてお話ができればと思います。

後編はこちら>>>



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日時 :7月8日(金)19:30~21:30 ※19:00開場 会場 :エレファントストーン SAVANNAHスペース     東京都渋谷区猿楽町2-1 アベニューサイド代官山Ⅲ 5F 料金 :無料 登壇者:鶴目和孝(エレファントストーン 代表取締役CEO)     小泉翔(SHIBUYA ICTY FC 代表取締役CEO     田中裕介(SHIBUYA CITY FC所属 選手兼スタッフ)



■お問い合わせ 担当:畑間 Mail:info@scfc.jp

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