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「都心から、日本サッカー界を牽引して欲しい」。完全結果主義のインターネット広告代理店がSHIBUYA CITY FCを応援する理由

2023年12月26日

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SHIBUYA CITY FCは、現在200社を超えるパートナー/スポンサーの皆さまに支えられながら活動しています。


本企画「SCRAMBLE TALK」では、どのような想いでパートナー各社がSHIBUYA CITY FC(以下、CITY)のチャレンジに参画したのか、実際にどんな取り組みを行なっているのかをお伝えしていきます。


今回は、株式会社グローバルマーケティングから代表取締役の左子義則様をお招きし、CITYから酒井翼(取締役)、居城弘直(インターンシップ)を聞き手に対談を実施しました。


同社は2020年3月に大手WEBマーケティング会社から独立・起業した代表のもと、デジタルマーケティングコンサルティング事業を展開しています。


「自由の中に責任あり」という価値観をベースに、達成したい目標やなりたい自分へ到達するために自律した活動をテーマに仕事へ取り組み、「個人の力」と「組織の力」を掛け合わせたプロフェッショナル集団を目指すべく会社作りをされています。


また、SHIBUYA CITY FCだけでなくヴィッセル神戸など複数のサッカークラブへのスポンサーシップも行っています。今回は、会社の紹介だけでなくそこに秘められた想いなどもお伺いしました。




渋谷で経験を積み、「自由にサッカーを観に行きたい」と元上司と共に独立

居城

まず簡単に会社の紹介をお願いします。


左子

企業様のインターネット広告の支援をしています。お客様のサービスや商品を売るために、どのような手法で広告を運用すれば一番成果が上がるかを考えて提案する仕事です。

元々、僕は渋谷にある上場企業で働いていて、その時の上司と一緒にこの会社を作りました。


居城

クライアント企業はどのような会社が多いのでしょうか?


左子

あまり偏りはないですね。一般的なインターネット広告の会社だと健康食品や化粧品など業界に合わせて専門でやっている場合が多いのですが、弊社は人材会社や不動産会社、自治体など広い業界の商材を取り扱っています。


商材に関係なく、物を売る、問い合わせをもらう、会員登録してもらうなどいくつかの目的に合わせて勝ちパターンがあるので、それらの知見を溜めている弊社のメンバーがクライアントにご提供しています。


居城

そうだったんですね。元々は上場企業から独立されたということですが、何かきっかけはあったのでしょうか?


左子

大学生の頃にサッカーにハマっていて、世界各地でやっている日本代表の試合を自由に観に行けるような人生にしたいなと思っていたんです(笑)。


それで自分が持っているスキルとか経験をベースに、 どうやって起業するのが一番良いのかを考えて、最初は経営コンサルタントとして独立するためにキャリアをスタートさせました。なのでその準備として、最初は銀行員をやったり、中小企業診断士という資格を取ったりしていました。


居城

珍しい理由ですね(笑)。


左子

インターネット広告を始めた理由も、20代で経営コンサルタントとして中小企業の社長さんに話を聞いてもらうには若い人が得意で不自然じゃない強みが必要だなと思ったからです。


インターネット広告は若い人が主流なので、20代の若造がインターネット広告に詳しくて、「御社の広告マーケティングのコンサルさせてください」と言っても、あまり違和感ないじゃないですか。


それを自分の強みにした上で、銀行員の経験も組み込んで、自分のポートフォリオを組もうと思いました。なのでインターネット広告の会社で修行も兼ねて前職の渋谷の会社に入ったという流れです。


居城

すごく計算して準備されていますね。


左子

そうですね。それで広告の会社から独立しようと思った時に、1人でやるよりもみんなでやった方が事業規模も大きくなるし、何より僕自身が全部自分で手を回すのは向いていないなと気づいていて、それぞれの役割をもった人たちと組織として活動した方が向いているということもあり、元々上司だった今の副社長を誘って一緒に起業しました。


その点だけ見ると上司と部下の関係が逆になったと言えますが、僕は元々数字の管理などが得意なのに対して、副社長は営業が得意です。つまり、2人で上手く役割を分けて会社を動かしています。この仕組みで起業してから3年間経ちますが、今のところ揉めたことはありません。


酒井

すごく相性が良いんですね。


左子

お互い得意な領域ややっていることが違うので、ストレスを感じないんです。同じことをしていたら、「俺はこんなに頑張ってるのに」と感じてしまうこともあると思うのですが、お互いに忙しい時期も異なるので、例えば副社長が会社の業績がすごく良い時にサボっていても特に何も思いませんし、その反対も然りです。



集中して業務に取り組めるよう執務室と休憩室や他会議室を仕切り、

オンとオフのメリハリをつけている。


完全結果主義だからこその自由


居城

独立されてから4年目を迎えている中で、会社としては順調に成長されていますか?


左子

(売上は)起業して2年目、3年目は倍々できていたのですが、今年に入ってからは流石に(そのスピード感での成長は)難しくなっています。ただ、そもそもあまり売上拡大を目指していません。


売上規模を拡大するとなると、何かを切り捨てて成長する必要があると思っているのですが、今の自分達はスピードよりも会社の価値観や風土を重視して経営しています。


なので、価値観が合わない人に来てもらってまで成長したいとは思っていなくて、採用は中途ではなく新卒採用を重視しています。一から育てるのでスピードは落ちますが、会社に愛着を持ってくれるとか、会社のやり方を分かって、きちんと成長してくれる従業員を1人でも増やすというところを大事にしています。


居城

なるほど。会社の価値観や風土というと具体的にどういったものなのでしょうか?


左子

完全結果主義で、評価制度も全て定量評価にしています。


他に変わったところで言うと、早く終わったら帰って良いというのがあります。仕事は人によって全然タスク量が違いますし、役割も異なるので、それぞれが持っている役割をきっちりとやっているのであれば、早く帰っても大丈夫という風にしています。その分、忙しい時は残ってもらうこともあります。


この利点は、みんな早く帰るために自分で工夫して仕事するというところです。昨日よりも早く終わらせて効率よく仕事をするにはどうすれば良いかというのを考えてくれるので、結果として残業時間も殆どない状態になっています。


居城

そうすると一人一人のモチベーションも上がりますよね。


左子

休む時も理由は聞かないですし、基本的に断ることもないので、働き方は自由だと思います。その代わり結果を出してお客さんに信頼してもらうという感じですね。


ただ、この働き方にはすごくハマる人とそうじゃない人がいます。例えば、言われたことはやるけどそれ以上のことはしない、というタイプだと弊社には合わないと思います。


反対に、自分で仕事の仕方を工夫して働くことができるタイプはすごく合うと思いますし、慣れるほどに仕事もすぐに終わって、お客さんにも信頼されるので、どんどん仕事がやりやすくなっていくと思います。


酒井

そういった働き方に慣れてくるとどんどん自分の時間も作れるようになっていく訳ですね。


左子

そうですね。連絡が取れてお客さんが良ければ平日に旅行に行くとしても、僕らは何も言わないですし、それこそ僕が去年カタールワールドカップで現地観戦に行っていた時もそのような形でした。




インターネット広告は、金額を使ってAIに学習させるもの

居城

ちなみに、サッカークラブがインターネット広告を出す機会はあまりないと思ったのですがなぜでしょうか?


左子

スポンサー募集を目的に広告を出しているチームはいくつかありますが、おそらく、サッカークラブの予算規模やチケットの利益率を考えた時に、費用対効果があまり合わないからだと思います。


インターネット広告は、細かく金額運用するのは実はあまり向いていません。例えば5万円試してどうというよりは、大きな金額を使って、AIに学習させて、 結果的に良くなりましたね、といったゲームの世界です。


「3日間で3万円使って試して、それで結果検証して欲しい」という依頼をいただいたりすることもあるのですが、それならやらない方が良いですよと伝えます。サンプルが少なすぎるので、やる意味がないんです。


酒井

そうなんですね。


左子

初期投資で最低月50万円は掛けられる予算がなければ、インターネット広告はやらない方が良いです。目的が「問い合わせが欲しい」「何か物を売りたい」といったことであれば、月10万円程度だと無駄金に等しいです。


けど、サッカークラブの予算規模で考えると、売上高が一番のJクラブですら80億程の中小企業なので、バンバン広告費を出す予算はないはずです。また広告を打つならチケットを販売するのが目的になると思いますが、チケット1枚に対する利益率が低すぎるので、費用対効果が合わないのではないかと思います。


SHIBUYA CITY FCとの出会い

居城

SHIBUYA CITY FCとの出会いについて伺えればと思うのですが、何がきっかけだったのでしょうか?


左子

ある転職サイトの営業の方がいるのですが、その方が偶然SHIBUYA CITY FCのボランティアスタッフの方で、求人サイトの営業もしていただいた上で、クラブのことも教えていただいたのがきっかけです。


そこから酒井さんにもお越しいただいて、まずはそこまで大きくない金額から始めましょうといういきさつです。


居城

金額があまり高くないというのはあったかと思うのですが、その上でスポンサーをやると決めた理由はあったのでしょうか?


左子

大学生の時、僕はサッカーチームで就職したかったので、そのための勉強をしたり、地元が兵庫県なのでヴィッセル神戸でインターンをしたりしていたのですが、そういったことを経て、結果的にサッカーチームのスタッフとして働きたい訳ではないなと思ったんです。


それでもせっかくサッカーが好きなので別の形でサッカーに貢献したいと思って、自分で起業して利益が出たら自分に関係のあるクラブのスポンサーをしたいと思っていました。なので、ヴィッセル神戸もスポンサーしていますし、自分が渋谷でずっと仕事をしていたので、SHIBUYA CITYさんのスポンサーもしようかなというふうに思いました。


居城

ちなみにサッカークラブのスタッフが自分の求める姿と違うなと思ったのはなぜなのでしょうか?


左子

僕自身、実はヴィッセル神戸のサポーターなんです。ただ、スタッフになるとそれまでとは違う目線になってしまうので、「何か違うな」と思ったんです。


居城

趣味が仕事になってしまうという感じですかね。


左子

そうですね、それで違うなと思って起業しました。

なのでその点では学生の頃から色々とやっていたので気づく機会があったのが良かったです。


酒井

それで知らないまま飛び込んでしまっていたら怖いですね。


左子

そうなんです。お金をサッカーに戻すというような感覚もありますし、スポンサーをすることに違和感はありません。


2022年より子会社YOUTORIOでD2C事業を展開中。

ヘアケアブランド「SpaniQ」の商品はSHIBUYA CITY FCの選手にも提供されている。

都心から、日本サッカー界を牽引して欲しい


居城

最後に、SHIBUYA CITY FCに期待することや展望などがあれば教えてください。


左子

まずは強くなることですね。けど、今シーズンは間違いなく強くなっていますよね。増嶋さんも初監督ということでどうなるかなと思っていたけど、上手くいってますよね。


酒井

そうですね。


左子

あとは、個人的に日本サッカー界で一番課題だと思うのは、首都東京の都心に根付いたクラブがないことだと思っています。サッカーに強い国って首都に圧倒的に強いクラブがあるじゃないですか。レアル・マドリード(マドリード/スペイン)、パリ・サンジェルマン(パリ/フランス)、アーセナルやチェルシー(ロンドン/イングランド)とか。


酒井

ロンドンなんて、いくつクラブがあるんだよって話ですよね。


左子

そうそう。だから、東京23区内でダービーできるぐらいじゃないといけないと思います。今はクリアソン新宿(新宿区)や南葛SC(葛飾区)なども出てきていますが、SHIBUYA CITY FCも渋谷から日本サッカー界を牽引していって欲しいなと思います。


酒井

ありがとうございます。期待に応えていけるよう努めていきますので、ぜひ今後とも一緒にその未来を描かせてください。本日はお忙しい中ありがとうございました。





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