「同じようなベンチャー感に親しみを持てた」
中小企業のDX支援を担うITC ProがSHIBUYA CITY FCを応援する理由
2024年5月23日
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News
SHIBUYA CITY FCは、現在220社を超えるパートナー/スポンサーの皆さまに支えられながら活動しています。
今回の対談相手は、2024シーズンからオフィシャルパートナーとしてトレーニングウェアの背中部分にロゴを掲載いただいている一般社団法人ITC Pro東京様。
DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めたい企業に対してITコーディネータ的視点でIT化に貢献してきました。
代表理事の谷巌様、事務局長の用松節子様をお招きし、SHIBUYA CITY FCから酒井翼(取締役)、大津佑和(選手 / #22) を聞き手に対談を実施しました。
お客様の視点に立って企業さんと開発者をマッチング
大津
本日はよろしくお願いいたします。
最初に会社を設立した経緯や概要を教えてください。
谷
一般社団法人は2017年に設立したので、今年で8期目になります。
用松
元々会社の名前に「ITC」とついていますが、これは「ITコーディネータ」という資格のことです。ITコーディネータは、 導入企業と開発感謝などをつなぐ橋渡しをする役割も担っています。
特に中小企業の方達は、IT化、今でいうDX化をしたいと思っても、どこから取り組めばいいのかを知る機会がありません。自分たちはこういう風にしたいと思っても、開発者にどのように伝えればいいのか分からない、それにより日本自体が非常にIT化が遅れているという課題がありました。そこの橋渡しをする人材が世の中に必要なのではないかというところで生まれた資格です。
私も、そのITコーディネータという資格を取る中で谷さんと知り合いました。
谷
会社では、先程話をしたITコーディネータのようにしっかりとお客さん側の視点からコンサルティングして、DX化などをしていくことを心掛けています。
例えば、一般的な仕事をしていたら「必要なことが全部詰まっていますよ」と謳うパッケージのシステムがあるとします。
ただ、その1つ1つのシステムが企業に合うかどうかはまた別問題です。導入しているけど、3割ぐらいの機能しか使えていないこともあるんですよね。
中小企業は他と同じことをしていたら淘汰されてしまいます。だから中小企業ほど自分の得意分野を尖らしていく必要があると思います。そんな時にこのパッケージなどを使うよりも、本当に自分の得意分野をまず考える事が大事だと思います。
システムを入れるのが目的ではないので。まずは自分たちの得意分野を考えて、その上でシステムの導入もしていかなければいけない。
そのパッケージを導入することで企業が強くなるかどうかというと、必ずしもそうとは言えないことが多々あります。
大津
パッケージ自体は素晴らしいものだけど、その企業の規模や事業によっては、3割しか使わないのであればまだそれを導入する段階ではない、もっと他のサービスがありますよねという話ですよね。
谷
おっしゃる通りです。
私たちはその企業の成熟度の段階に合わせて、選ぶものが変わると考えています。
中小企業の場合自分たちだけでは分からない部分もある。自分たちにきちんと判断できる目があって選べるのならいいが、それは中々難しいです。
例えばITベンダーさんに相談するとしたら、当たり前ですが自分たちが持っている製品を必ず紹介しますよね。
ただ我々は他のサービスが良いのではないかと言うし、 企業側がここをシステム化したいと言っても、本当にそんな必要があるのかと言うこともある。別の部分を整備しなければ、導入しても余計大変になるだけですよと伝えることもあります。そういった本当にお客さん視点になって考えることが出来るのがいいなと思いずっと続けています。
酒井
現場のコンサルティング的なことは谷さん自身もされるんですか。
谷
私も現場でコンサルティングしますよ。我々も中小企業だからね。
そう言った意味ではSHIBUYA CITY FCも我々と似たようなベンチャー感がある。
その辺りに親しみを持てました。
用松
谷さんもそうですが、私たちには技術系のコンサルティングを経験してきたメンバーがいます。
情報系と経営系の方だと考え方が少し違います。所謂経営系の方だと、少し大きな戦略や構想などを描くことが多いです。ただ、 中小企業だとそれはそれでもちろん大事なんだけど、それを実現するためにはというのは、もう少し下のレベルまで話せないと実際の強みなどが分からなかったりします。
私も元々はITベンダーにいたので、最初に谷さんと出会った時はびっくりしたこともありました。
「システム入れなくても、ここの会社はEXCELで十分だよと」仰っていて、「システム入れないと儲からないのに(笑)」と私は思っていました(笑)。
ただ、感覚的にはやっと時代が追いついてきたかなと思っています。昔だと、一部のシステムを導入すると、本当はそれ以外のシステムも使いたいとしても全て同じ会社のサービスを使わなければいけないような時代でした。今は本当にそれぞれに特化したサービスがあるので、そのサービスをどうやって組み合わせていくのかが中小企業では大事だと思います。
別の業種の方と会える場所を探していたタイミング。
オフィスの近くで練習を行っているサッカーチームから届いた手紙。
大津
色々と教えていただきありがとうございます。
ここからはSHIBUYACITYFCとの出会いやスポンサーになってくださった背景を教えてください。
谷
元々渋谷区にサッカーチームがあるというのは知っていました。
また、渋谷区スポーツセンターが弊社オフィスの近くにあるので「サッカーしているチームがあるな」とぼんやりと認識はしていました。
そんなタイミングで酒井さんからお手紙をいただいたので、一度話を聞いてみようと思いました。
大津
そうだったんですね。それで渋谷にチームがあるというのは、なんとなく分かってたタイミングで 連絡が来た形だったんですね。
谷
そうですね。
それにちょうど僕達も文化的なところにも力を入れようと考えているタイミングでした。地域貢献にもなるかなと。
用松
やはりIT業界の中だけにいると、IT業界だけの考えになるのは良くないというのはずっと言われていて、全く別の業種の方と会える場所を意識的に作っていこうという話をしていた時期でした。
大津
ものすごいピッタリなタイミングだったんですね。
谷
そうですね。いいタイミングでした。
酒井
実際に1年近くスポンサードしていただいていますが、
所感などいかがですか。
谷
去年は一度だけ渋谷区スポーツセンターに応援に行きました。
ただ、もう少し選手を覚えるともっと楽しく見れるかな。今年はもう少し選手とかも覚えたいですね。
大津
そうしたら今日は22番を覚えて帰ってください(笑)
右サイドを駆け抜けてますので。
今年も渋谷区スポーツセンターでホームゲームがあるので、ぜひ応援に来てもらえると嬉しいです。
谷
はい、ぜひ今年も応援に行きたいと思っています。
また今年の違う点としては、キックオフパーティーに参加させてもらったことが大きいですね。
昨シーズンの途中からスポンサーを始めましたが、その時はもうキックオフパーティーを行った後だったので選手と直接触れ合う機会がありませんでした。
なので、今年のキックオフパーティーに参加するまでは誰をどう見ていいのか、 サッカーに詳しくないから分からなかったのですが、実際に話をしてみてそれぞれのお人柄などが分かりすごく良かったです。
CITYを応援してくれる企業さんは地場の企業さんや団体さんなど本当に色々な方がいて面白かったです。それからサッカー選手の雇用もやっている企業さんもいることを知って、逆に勉強になりました。
酒井
そんな風におっしゃっていただけるのはありがたいです。
大津
僕たち選手も実際に、スポンサーの方々のおかげて今サッカーが出来ていますが、 実際にどんな方がスポンサーをしてくださっているのかは、正直分からないことが多くあります。
ただ、キックオフパーティーのような場で実際にお話をすることで理解が深まりますし、 「こんな会社の方だったよ」とチームメイトと会話ができるのはすごく大事なことだと思います。
あとは、会を通じてお話しすることで、サッカーはあまり分からないけど、話をした〇〇選手面白そうだったから、応援に行ってみようみたいな、機会になればすごく嬉しいですね。
酒井
この2、3年で急激にスポンサーさんが増えたのですが、その中で僕が感じている課題が、スポンサーしてくださってるけど、試合には行けなかったり、選手のことあまり分かったりするスポンサーさんがまだまだ多くないなと思っています。
しかし、せっかくスポンサードいただいているのであれば非常に勿体無いなと思っていたので、キックオフパーティーでは顔と名前が一目で分かる選手カードを作成しました。
用松
すごくいいですよね。写真付きだと分かりやすいです。
またスポンサーという意味では、 恵比寿の鉄板人さんには、CITYをスポンサーしているお店だから行ってみようという話になって結構行かせていただいています。
酒井
それはすごくいいですね。理想的な形だと思います。
チームをハブとして、一緒にチームを応援をしながら他の企業様とも仲良くなっていくコミュニティになっていくのが理想的だなと思っているので、少しずつそれが形になってきてすごく嬉しいですね。
大津
今後SHIBUYA CITY FCに期待したいことはありますか。
谷
戦術などサッカーの難しいことは分からないですが、とにかく頑張ってほしいです。
ホームゲームにも応援に行く予定なので、ぜひ頑張ってください。
大津
ありがとうございます。
本日はお忙しい中ありがとうございました。
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