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「夢に向かって頑張ることが、多くの人にエネルギーを与える」あえて渋谷を選んだ法律事務所がSHIBUYA CITY FCを応援する理由

2024年4月10日

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News

SHIBUYA CITY FCは、現在220社を超えるパートナー/スポンサーの皆さまに支えられながら活動しています。


今回は、TEAM CITYスポンサー(ゴールド)の東京渋谷法律事務所の代表弁護士 日向 一仁様をお招きし、SHIBUYA CITY FC(以下、CITY)から酒井翼(取締役)、大津佑和(選手/#22) を聞き手に対談を実施しました。



独立して銀座から渋谷へ。

背景にあったのは、当時の渋谷における法律事務所事情。


酒井

最初に、会社概要や設立の経緯を教えてください。



日向

設立したのは2012年5月です。それまで僕は銀座で「東京銀座法律事務所」という事務所を共同経営していたのですが、自分の事務所を作ろうと思って渋谷で「東京渋谷法律事務所」を開業しました。


当時は渋谷に法律事務所って少なかったんですよ。今は沢山ありますけどね。


酒井

10年でそれほど変わったのですね。



日向

そうですね。ちょうど弁護士が増え始めた頃でしたから。当時はまだ、副都心線と東急東横線は繋がっていなかったし、渋谷ヒカリエも開業していなかったです。


なので、「今後渋谷が発展しそうだな」「(副都心線と東急東横線の直通運転が)開通したら横浜からも埼玉からも人が来るし、良さそうだな」と思って、渋谷を選びました。


私の事務所には個人のお客さんもいれば、企業のお客さんもいます。 企業のお客さんは渋谷ということもありIT関連の会社さんが多いですが、他にも不動産屋さんや食品会社さん、クリニックなどの医療関係の会社さんなどもいらっしゃいます。



酒井

今は3人の弁護士の方で事務所を運営されていらっしゃいますか?



日向

そうですね、弁護士3人です。

一緒に案件をこなすこともありますが、基本的には各自が自分の得意分野を担当する形です。




高校生時代、一人での裁判傍聴から弁護士に繋がった「好奇心」



大津

そもそも弁護士になりたいと思ったのは、どんなきっかけからだったのでしょうか。



日向

一番のきっかけは、高校生で進路を考える時期に裁判傍聴に行ったことです。 元々裁判などに興味があったのですが、裁判傍聴ができるというのを知り、高校生の時に1人で裁判傍聴に行ったんですよ。


今でこそ趣味で裁判傍聴に来る人もたくさんいますが、山梨県だったこともあって誰もいないんですよ(笑)。見に来てる人なんて。そこでまず、 裁判所の職員さんに被告人の子供に間違えられて(笑)。でも違いますよみたいな話して、珍しいからか、すごい可愛がってくれて。法廷が終わった後に、裁判官が裁判官席に座らせてくれたりしました。



大津

すごいですね。



日向

その時に「進路を考えてるんです」という話を、裁判官の方にしたんです。


そうしたら「法学部に行って司法試験受ければいいんじゃないか、興味があるんだったら。」と言われました。そこからかな。



酒井

ある種、軽いノリで、「興味があるからとりあえず行ってみた」というのがきっかけなのですね。



日向

もともと、僕の実家は山梨の田舎でスーパーをやっていました。そこでバブルがはじけてとても大変な思いをしたんですよ。


そんなこともあって親は「自分で商売するより資格取れ」みたいに言っていたんです。


ただそうは言っても、資格ってあんまり思いつかないじゃないですか。その時資格の中に、司法試験というのがあるのを知って流れていったんじゃないかな。



酒井

すごいですね。

けど、司法試験に受かるまで親御さんからしたらきっと不安でしたよね。



日向

司法試験を受けるために大学卒業しても就職しなかったので、引っ込みがつかないですからね(笑)。


ただ、九州大学を卒業してから浪人し、司法試験に最終的には28歳のときに受かりました。当時の合格者の平均年齢くらいだったと思います。


当時はロースクールもない時代で今と制度が違うんですが、当時の合格率は3%弱だったかな。



酒井

それはとんでもない勉強量だったんじゃないですか。



日向

あまり思い出したくないんですが、 司法試験は、「考えさせる問題」なんですよ。実務家になる試験だから、問題解決。与えられた問題に関してどう考えるかという部分。


だから、暗記では受からないんですよ。1日に15時間ほど勉強していた時期もありますが、その時は詰め込みだったから受かりませんでした。


受かった年は、勉強はもちろんしていましたが、スポーツクラブなどにも行っていました。


勉強時間は8時間程度でしたが、余裕があったので試験本番で思考が止まらないで問題を解けました。出題の意図なんかも見えて手応えがありましたね。


酒井

面白いですね。ただ詰め込むだけよりも、他のことを経験した方がより良い成績になるみたいな。



日向

仕事もそうなのではないかなと思います。知識だけではないから。やはり発想力は柔軟でないといけないし、それをやるためにはある程度余裕がないとダメだというのは今の仕事にも繋がります。



酒井

元々傍聴席で見ていたところから憧れて、実際に弁護士になってみてギャップなどはありましたか。



日向

憧れというよりは、当時は人に対して興味がありました。


「なぜわざわざ裁判などするのだろう」「なぜ犯罪を犯す人がいるんだろう」とか。法律に興味が湧いたのはそこからでした。


なので、「弁護士はかっこいい」「弁護士になってたくさん稼ぎたい」みたいな憧れは正直あまりなかったかもしれないですね。実際に弁護士になっても、ドラマにでてくるようなキラキラしている弁護士はあまり見かけたことはないですし。



酒井

そういった好奇心を持って物事に取り組むのは大事ですよね。きっと、「とにかく稼ぎたい」みたいな目的でやると、ガス欠しやすいし、大変ですよね。その好奇心が18年間に渡って弁護士を続けられている理由でもあるのでしょうか。



日向

そうですね。あとは実際に仕事をすると喜んでもらえることもありますからね。それは一番の原動力じゃないかなと思います。


日本人も裁判に勝ったら喜びはするけど、 時々外国の方の案件などをやらせていただくと感情表現がすごくて。強く握手とかされたりとか。依頼者の方に、喜んでもらえるのは大きいですね。



酒井

その人のために全てをかけるみたいな。



日向

そうそう。もし、依頼者の人が法律的には不利な立場でも、それに対する対処方法を考えたり、紛争になって収拾がつかなくなっている状況を整理して、その中でどうやったら依頼者が少しでも有利に解決できるかを考えたり。それがうまくいくと嬉しいですよね。



酒井

多くの依頼人の方がいらっしゃると思うんですけど、仕事する上で意識していることなどはありますか。



日向

依頼者の希望はもちろんあるけれど、それを全部「はい、わかりました」。というのが法律の世界ではその人のためになるとは限らないんですよ。


だから、「ノー」と言うべきときは、はっきり言わないといけない。


そこは気を付けている部分です。弁護士の考え方にもよりますが、僕らはバッチをつけている法律の専門家ですから。そこできちんと言えないと意味がないと思っています。



日向

言い換えると、本質的にその依頼者のためになるかどうか、ということですよね。



日向

そのとおりです。




夢に向かって頑張ることが、多くの人にエネルギーを与える


酒井

色々会社のところのお話もお伺いしてきたと思うんですけど、ここからはSHIBUYA CITY FCとのお話もお伺いできればと思います。


きっかけは、僕と日向さんが東京商工会議所渋谷支部で知り合ったのが最初だと思いますが、改めてスポンサーになっていただいた背景を教えてください。



日向

事務所ができて10年が経ち、もう少し渋谷と言う地域に何かしたいなという思いは元々ありました。けれど、なかなか良いきっかけがなかったんです。


そんな時に、商工会議所で酒井さんのプレゼンを聞いて夢があっていいなと、単純に聞いていてワクワクしたのが最初のきっかけですね。


あとは、僕の世代はキャプテン翼ですからね。

僕は日向という名字だったから小学生の頃のあだ名は「小次郎」で、酒井さんが翼くん(キャプテン翼に出てくる主人公翼とそのライバル日向)。しょうもないことかもしれないけど、弁護士の仕事ってご縁のつながりも多いので、結構そういうのも、良いきっかけになるんですよ。


また組織としても興味ありますよね。


僕がちょうどスポンサーになったタイミング(2023年11月)はギリギリ関東昇格できなくて、残念なタイミングではあったけど、成長していく、成長を目指す、というところで。

ここからどうやって這い上がっていくのか、そのためにどうやって組織を再編し、監督がリーダーシップを発揮していくのか、ものすごい興味があります。


僕も法律事務所の代表なので、「戦略」「戦術」などのような監督論とは別に、リーダーとしてどうしていくんだろうみたいなところは、外野だけど興味あります。



酒井

SHIBUYA CITY FCに今後期待したいことはありますか。



日向

同じ渋谷ですから、仲良くできたらいいなというのはもちろんありますが、それより夢に向かってやっていくっていうのが、 見てるだけで僕らのエネルギーになるので、去年のようなことがあっても、諦めないでほしいと思いますよね。


もちろん、渋谷からJリーグを目指していくという目標を達成してほしいと思ってますが、難しいことやってるのは周りも重々承知していると思います。


けれど、それに向かって頑張ってるというのは、渋谷にも、地域にも、多くの人に影響を与えるし、エネルギーを与えるし、継続して頑張ってほしいなと思います。



あとは、楽しくやって欲しいなと思います。せっかくサッカー好きな人が集まってるわけですから。

サッカーやってて楽しくないと意味がないと思います。それは仕事も一緒ですから。



大津

ありがとうございます。期待に応えていけるよう頑張っていきますので、ぜひ試合も見にきて下さい!

本日はお忙しい中ありがとうございました!



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