渋谷区に誕生して50年。「渋谷区推奨ごみ袋」を作った日本サニパックがSHIBUYA CITY FCと目指す未来とは。
2021年4月2日
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SHIBUYA CITY FCは、創業以来渋谷区で50年に渡ってポリ袋などの製造・販売を手掛けられている日本サニパック株式会社と新たにTEAM CITYスポンサーを締結しました。
併せて、同社が3月から販売を開始された渋谷区推奨ごみ袋「nocoo(ノクー)渋谷」をトップチームで活用し始めており、「スポーツ」「ポリ袋」のコラボレーションを通じて「きれいな街、渋谷」と「CO₂削減を具体化する街、渋谷」をの実現に向けて歩み始めています。
今回の「SCRAMBLE TALK」では、同社のマーケティンググループの皆様(トップ画像左から大崎様、山本様、王様、津川様、新藤様)にインタビューさせていただき、同社が思い描く未来やSHIBUYA CITY FCとの取り組みについてお伺いしました。
日本サニパックは「世界と手を取り合って、地球を美しくする」会社
酒井 改めまして、この度はSHIBUYA CITY FCにスポンサードいただきありがとうございます。まずは、日本サニパックさんのご紹介をお願いします。 王様 弊社は1970年に東京都渋谷区で創業し、主にポリエチレン製のごみ袋、食品保存袋と、水切り袋などの製造・販売を行っています。現在は伊藤忠商事株式会社の100%子会社として、2020年の3月には年商114億円となっております。 酒井 一般の方に貴社のことをご説明する際、どのようにご紹介することが多いですか。 大崎様 ポリエチレン製のごみ袋、食品保存袋、水切り袋などを製造・販売するメーカーですが、単に、製品を販売するだけにとどまらず、家庭内は勿論、街やビーチをきれいにする活動を応援することで「きれいな地球と、きれいな心」を育むことで社会に貢献することを 目指している会社です。 酒井 「きれいな地球 きれいな心」という言葉も大事なキーワードに挙げられているかと思いますが、貴社の目指していきたい世界観や想いについて教えてください。 王様 SDGsへの取り組みがグローバルでも、日本国内でも本格化する中、持続可能な社会を実現していくために、私たちは、ミッションとして「清潔で快適に暮らせるためのソーシャルインフラになる」という言葉を掲げ、それに関連する製品を提供していきたいと考えています。
“使えば使うほどCO₂削減に貢献できる” ごみ袋「nocoo(ノクー)」
酒井 「世界と手を取り合って、地球を美しくする。」というビジョンがあるのかと思いますが、具体的な数値目標も定められているのでしょうか。
大崎様 「2030年までに当社製品におけるプラスチック使用量を半減し、CO₂の排出量を40%削減する」という目標を掲げています。そのために“使えば使うほどCO₂削減に貢献できるごみ袋”「nocoo(ノクー)」を商品化して活動しております。
酒井 “使えば使うほどCO₂削減に貢献できる”「nocoo」とは具体的にどういった商品なのでしょうか?
王様 「天然ライムストーン」という、元々は自然界の中に存在しており、焼却されても有害ガスなどを発生させない物質をポリエチレンに混入して作成したごみ袋になります。
大崎様 具体的な数値で言うと、ポリエチレン100%の商品よりも20%強CO₂を削減できます。一般的なポリエチレンの製造から焼却の過程において、焼却時は約65%CO₂が排出されます。そのCO₂をいかに削減していくかと考えた時に、天然ライムストーンを混ぜることで焼却時の(CO₂の)排出量が減り、最終的には20%強のCO₂削減に繋がります。ごみ袋はいずれにせよ焼却されますので、分かりやすく言えば、いつものごみ袋を「nocoo」に変えていただくだけで、CO₂の排出量が削減されていくということになります。
(注:NO CO₂=NO COO。すなわち、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素を減らすという願いを込めて、NO CO₂=nocooと命名)
渋谷区推奨ごみ袋「nocoo 渋谷」でごみステーションをお花畑に
酒井 その中で、今回は「nocoo 渋谷」として渋谷区推奨ごみ袋を作られたかと思いますが、どのような背景で作ることになったのか教えてください。
大崎様 元々、2017年から、ハロウィンでのごみ拾い活動におけるごみ袋の無償提供などの取り組みを渋谷区さんとさせていただいておりました。そういった中で、渋谷区さんとやり取りさせていただく内に渋谷区長さんから、「オリンピック・パラリンピックに向け、ごみステーションをお花畑のようにして、海外から来られる方に、きれいな街づくりを見ていただきたい」というお話をいただきました。そこから、「お花畑プロジェクト」として2020年のオリンピック・パラリンピックに合わせた販売を目指して準備してきましたが、コロナ禍の影響もあり本年、ようやく発売することができました。
酒井 当初の計画通り販売開始することは出来ませんでしたが、このコロナ禍で皆さんの気持ちが沈んでいる中、ごみ袋が花柄になっていくことで少しでも気持ちが華やかになっていくと良いですよね。
大崎様 そういう意味では、区長さんの思いもありましてごみステーションをきれいにすることで、渋谷区から元気づけていけたらいいなと思っています。
酒井 その中で、渋谷区に「nocoo 渋谷」を10万枚寄付したりされていますよね。
大崎様 渋谷区さんや自治会さんなどに対してですね。清掃活動でご使用いただけるとお伺いしております。
酒井 それこそセンター街や道玄坂など人通りが多い場所もコロナ禍で人が少なくなってはいますが、夜や朝方などごみが散らかっていたりするところもありますよね。
大崎様 そうですね。我々としましては、渋谷をきれいにしていきたいという思いがございますので、そういったセンター街など含め、清掃活動でも使っていただければ非常に嬉しいです。
SHIBUYA CITY FCにスポンサードする理由
酒井 では少し話を移しまして、SHIBUYA CITY FCの新しいスポンサーになっていただいた背景をお伺いしてもよろしいでしょうか。
王様 今回、SHIBUYA CITY FCさんのスポンサーになった理由としては、同じ渋谷区に在籍し、渋谷から世界に「ちがいをちからに変える街、渋谷区」を発信したいという想いが同じのため、様々な取り組みで協働できればと考えております。また、渋谷区に誕生して50年、地元企業として、お世話になっている渋谷区の発展に貢献したいと思いが共有できて、様々な取り組みが行われるSHIBUYA CITY FCさんを応援していきたいと考えております。そして、渋谷区の基本構想である「ちがいをちからに変える街、渋谷区」というスローガンを具現化する同士として、様々な取り組みを進めていきたいと考えた次第です。
酒井 非常にありがたいお言葉で、嬉しい限りです。その中で、元々は弊社からご提案させていただいてという形になると思いますが、貴社の中で「こういった取り組みを一緒にできるといいな」といったことがあれば、是非教えてください。
王様 例えば、試合や練習後の美化、清掃での「nocoo 渋谷」の使用や、お花畑プロジェクトの協同、さらには対戦相手チームへのプレゼント、消臭ポリ袋「niowaina(ニオワイナ)」ブランドの活用などもしていただければと思っています。また、サッカー教室などを通じて渋谷区の子供さんや親御さんにもお届けいただけると嬉しいです。その先では、「nocoo」「niowaina」などの新商品が出たときの活用や、渋谷での清掃活動における「nocoo 渋谷」の活用なども考えております。
酒井 ありがとうございます。まさに先日からトップチームの活動で「nocoo 渋谷」を使用させていただいておりまして、是非一緒に広めていければ嬉しく思っております。
渋谷区内の多くの小売店でも取り扱い予定
酒井 今まさに渋谷区内の都営バスのラッピング広告なども始められ、「nocoo 渋谷」の渋谷区内での認知を広げられている段階かと思いますが、実際どちらで購入できるのでしょうか。
王様 渋谷区内のスーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンターなどで3月15日より販売しています。さらに、渋谷区との隣接区のお店やECサイトでも一部取り扱われる予定でして、渋谷区民以外の方でも購入可能です。
山本様 現在、渋谷区には小売店が約400強店舗あります。そのうちの8〜9割方は取り扱っていただけると表明いただいています。
酒井 すごいですね。やはり小売店さんからの反応も良いのでしょうか。
山本様 都営バスのラッピングだけでなく、スクランブル交差点のビジョンでもCMを放映するなど大体的にキャンペーンを行なっていきますので、「それなら置かなきゃまずいよね」と仰っていただいているところも多いですね。また、渋谷区と正式に協定を結んだ上で「渋谷区推奨ごみ袋」として販売させていただいているので、大きな後押しをしてもらっていると感じますね。
大崎様 また、環境問題やCO₂削減に対する意識が非常に高くなってきておりますので、「nocoo 渋谷」については、各企業さんからも非常に共感いただき、ご協力いただいておりまして、「店頭に早く並べたい」というようなお声もいただいています。
人と人のつながりを通じて―――
酒井 では最後に、SHIBUYA CITY FCとどんな未来描いていきたいか、教えてください。
大崎様 まずは、渋谷区を中心に活動されているSHIBUYA CITY FCさんとともに、渋谷から「きれいな地球」をというのを発信していきたいと思っています。スポーツを通じてごみの削減あるいは、プラスチック使用量の削減によるCO₂削減など、SDGsに関する活動を協働していければと考えています。
新藤様 SNSや広告を通じて情報を流すことはできますが、情報を流すだけではなく体現することが一番大事だと思っています。そこで、渋谷で、リアルな場所で、人と人のつながりを作られているSHIBUYA CITY FCさんを通じて、「きれいな地球、きれいな心」を広めていければ嬉しいなと思っています。
酒井 ありがとうございます。是非一緒にそういった未来を作っていければと思っておりますので、今後ともぜひよろしくお願いいたします。
皆様 宜しくお願い致します。
酒井 本日はありがとうございました。
日本サニパック株式会社
代表取締役:井上充治
所在地 : 東京都渋谷区幡ヶ谷一丁目25番5号
事業内容:ポリエチレン製ごみ袋、食品保存袋、水切り袋、食品シートなどの製造、及び販売
コーポレートサイト:
nocoo(ノクー)渋谷
『nocoo(ノクー)渋谷』は、「ちがいを ちからに 変える街、渋谷。」を基本構想としている渋谷区と、ポリ袋メーカーの日本サニパックが、渋谷区から、日本を、世界を元気にしたいと考えて作った、今までにないまったく新しいごみ袋で、CO2排出削減を考えて開発した新ブランド『nocoo(ノクー)』を使用した環境配慮型のごみ袋です。
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SHIBUYA CITY FCでは、「Football for good 〜ワクワクし続ける渋谷をフットボールで〜」というビジョンを実現するべく、共に成長し、未来を育んでいくパートナーを個人様・法人様問わず募集しています。限定のパーティーやイベントへの招待をはじめ、様々な特典をご用意しておりますので、ご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。
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