KICK OFF |
4:05
筑波学院大学Tフィールド
SHIBUYA CITY FC
明治学院スカーレット
3
4
東京都社会人サッカーリーグ1部
2021年10月10日
GAME RESULT
GAME REPORT
ハイライト
マッチレビュー
SHIBUYA CITY FCは東京都社会人サッカーリーグ1部第16節(延期分)で明治学院スカーレットと対戦した。試合は両チーム合計7ゴールが生まれる激しい乱打戦となったが、89分の失点が相手の決勝点となり、3-4で2021シーズン最終戦を落とした。
SHIBUYA CITY FCの今季最終戦。試合会場の筑波学院大学Tフィールドには遠方にもかかわらず多くのファン・サポーターの皆さまに応援に駆けつけていただいた。半年前、開幕戦の日には見頃を迎えていたTフィールドの桜の木も、最終戦の今日には黄色や朱色に色づきはじめていた。そうした秋の気配もほどほどに、夏を思い起こさせるような強い日差しがピッチに降り注ぐ。
SHIBUYA CITY FCのラインナップには2選手の変更があった。左サイドバックには #21 阿部 翔平 に代わって #13 藤田 峻作が入った。エリース東京FC戦で #31 ジャブラニ リンジェ アリ が先発したアンカーのポジションには #14 宮吉 悠太 が起用された。また、主に攻撃を担う前線では #26 村松 知輝 が右ウイングで出場するなど、いくつかのポジション変更があった。
今季を締めくくり、来シーズンの関東昇格に繋げたい一戦。チーム、スタッフの全員が強い気持ちとともに試合に臨んだ。
立ち上がりから両チームともにアグレッシブなプレーを前面に出す激しい試合展開になった。5分に明治学院スカーレットがこの試合のファーストシュートを放つと、11分にはCITYの左サイドで #13 藤田 峻作、#15 河西 守生、#20 上田 悠起の3人が細かいパス交換で相手を崩しにかかる。
そして迎えた13分、その左サイドをきっかけにCITYが先制ゴールをゲットする。左サイドで粘り強くボールを回してじりじりと相手ゴールへと迫る。バイタルエリアでボールを受けた #14 宮吉 悠太 のラストパスに #15 河西 守生 が抜け出したところ、相手はたまらず足をかけてしまい、CITYにPKが与えられた。このPKを #20 上田 悠起 が右隅に決めてSHIBUYA CITY FCが先制する。
この勢いのまま、今度は右サイドから決定的なチャンスが演出される。17分、右サイドバックの #22 大津 佑和 がスピードに乗って矢のように一気に突破し、最後は #9 影森 宇京 がシュートまで持ち込んだ。
さらに25分には、右サイドの深い位置で #26 村松 知輝 がボールを持つと、そのままドリブル開始。するすると相手ディフェンスをかわしていき、ここも #9 影森 宇京 のシュートで攻撃を終えた。
守っては #24 柴村 直弥 が相手のショートカウンターをピッチ中央での対人守備で阻止。エリース東京FC戦に続いて先発出場の #23 大村 俊輔 は、素早いプレッシングと激しい球際へのチャレンジで相手に思い通りのビルドアップをさせない。
そして32分、1点目のPKに繋がった攻撃と似たような形から #20 上田 悠起 が抜け出し、シュート性のクロスをゴール前に送ると、この試合でもゴールを狙いつづけていた #9 影森 宇京 が合わせてゴールネットを揺らした。これでSHIBUYA CITY FCに待望の2点目が入った。
しかし、前半終了間際に失点してしまい、最初の45分を2-1の1点リードで折り返すことになる。
後半は開始からわずか1分で #20 上田 悠起 のシュートが相手ゴールの枠を叩くなど、後半の試合展開を予感させるようなスタートとなった。
51分にCITYは相手の間接フリーキックの流れからゴールを許してしまい、同点に追いつかれてしまう。だが、次のゴールが生まれたのはわずか4分後だった。
55分、右サイドを美しいパスワークで突破すると #26 村松 知輝 が完全にフリーとなってボールを持つ。海外プロリーグでの経験もあるこのドリブラーはゴール前へ正確なクロスを供給すると、それに合わせたのは中央まで上がってきていた右サイドバックの #22 大津 佑和 だった。今季新加入でここまでCITYの右サイドを支えてきた背番号22の今季初ゴールでCITYが再びアドバンテージを得る。
63分には相手選手がエリア内でハンドをとられ、主審はこの試合2回目となるペナルティスポットを指差しCITYのPKを宣告した。再びキッカーは #20 上田 悠起。しかしここは相手GKのファインセーブによって4点目とはならなかった。
71分、SHIBUYA CITY FCは自陣からのビルドアップを図るも、相手にボールを奪われてしまいそのままゴールを決められてしまった。これでスコアは再びタイに。
ここからは耐える時間帯が続いた。72分には #13 藤田 峻作 が体を張ったシュートブロックでゴールを死守。その後、立て続けにピンチを迎えたが、GK #28 前川 天良 を中心にボールをかき出す。
しかし試合終了が近づく89分、CITYの左サイドを崩されるとそのまま失点を喫してしまい、痛恨の逆転ゴールを許してしまった。
試合終了まで選手は懸命に戦ったもののスコアを覆すことは叶わず、試合終了のホイッスルとなった。SHIBUYA CITY FCは、2021シーズンの最終戦を乱打戦のすえに3-4で落とした。
結果的には2点を先行したものの、今季の最終戦を黒星で終えることになった。SHIBUYA CITY FCとしては初年度の今年、関東昇格の目標は達成できなかったのは事実だ。ただ、来季に向けて検証・改善すべき点があるのと同様に、今季の戦いを通じて積み上げてきたものがあるのも確かだ。
2022シーズンは今季の積み上げにさらにプラスの要素を上積みし、今よりもさらに強いSHIBUYA CITY FCとなって戻ってくるはずだ。
今シーズン、様々な形で温かくもときに厳しく、愛のあるサポートを届けてくださったファン・サポーターの皆さま、パートナー企業およびスポンサー企業の皆さま、応援ならびご支援のほどありがとうございました。ぜひこれからのSHIBUYA CITY FCにもご期待ください。
LET’S GO FORWARD TOGETHER. 共に2022シーズンの関東昇格に向けて歩みましょう。
文・川上 皓輝
ハイライト
マッチレビュー
SHIBUYA CITY FCは東京都社会人サッカーリーグ1部第16節(延期分)で明治学院スカーレットと対戦した。試合は両チーム合計7ゴールが生まれる激しい乱打戦となったが、89分の失点が相手の決勝点となり、3-4で2021シーズン最終戦を落とした。
SHIBUYA CITY FCの今季最終戦。試合会場の筑波学院大学Tフィールドには遠方にもかかわらず多くのファン・サポーターの皆さまに応援に駆けつけていただいた。半年前、開幕戦の日には見頃を迎えていたTフィールドの桜の木も、最終戦の今日には黄色や朱色に色づきはじめていた。そうした秋の気配もほどほどに、夏を思い起こさせるような強い日差しがピッチに降り注ぐ。
SHIBUYA CITY FCのラインナップには2選手の変更があった。左サイドバックには #21 阿部 翔平 に代わって #13 藤田 峻作が入った。エリース東京FC戦で #31 ジャブラニ リンジェ アリ が先発したアンカーのポジションには #14 宮吉 悠太 が起用された。また、主に攻撃を担う前線では #26 村松 知輝 が右ウイングで出場するなど、いくつかのポジション変更があった。
今季を締めくくり、来シーズンの関東昇格に繋げたい一戦。チーム、スタッフの全員が強い気持ちとともに試合に臨んだ。
立ち上がりから両チームともにアグレッシブなプレーを前面に出す激しい試合展開になった。5分に明治学院スカーレットがこの試合のファーストシュートを放つと、11分にはCITYの左サイドで #13 藤田 峻作、#15 河西 守生、#20 上田 悠起の3人が細かいパス交換で相手を崩しにかかる。
そして迎えた13分、その左サイドをきっかけにCITYが先制ゴールをゲットする。左サイドで粘り強くボールを回してじりじりと相手ゴールへと迫る。バイタルエリアでボールを受けた #14 宮吉 悠太 のラストパスに #15 河西 守生 が抜け出したところ、相手はたまらず足をかけてしまい、CITYにPKが与えられた。このPKを #20 上田 悠起 が右隅に決めてSHIBUYA CITY FCが先制する。
この勢いのまま、今度は右サイドから決定的なチャンスが演出される。17分、右サイドバックの #22 大津 佑和 がスピードに乗って矢のように一気に突破し、最後は #9 影森 宇京 がシュートまで持ち込んだ。
さらに25分には、右サイドの深い位置で #26 村松 知輝 がボールを持つと、そのままドリブル開始。するすると相手ディフェンスをかわしていき、ここも #9 影森 宇京 のシュートで攻撃を終えた。
守っては #24 柴村 直弥 が相手のショートカウンターをピッチ中央での対人守備で阻止。エリース東京FC戦に続いて先発出場の #23 大村 俊輔 は、素早いプレッシングと激しい球際へのチャレンジで相手に思い通りのビルドアップをさせない。
そして32分、1点目のPKに繋がった攻撃と似たような形から #20 上田 悠起 が抜け出し、シュート性のクロスをゴール前に送ると、この試合でもゴールを狙いつづけていた #9 影森 宇京 が合わせてゴールネットを揺らした。これでSHIBUYA CITY FCに待望の2点目が入った。
しかし、前半終了間際に失点してしまい、最初の45分を2-1の1点リードで折り返すことになる。
後半は開始からわずか1分で #20 上田 悠起 のシュートが相手ゴールの枠を叩くなど、後半の試合展開を予感させるようなスタートとなった。
51分にCITYは相手の間接フリーキックの流れからゴールを許してしまい、同点に追いつかれてしまう。だが、次のゴールが生まれたのはわずか4分後だった。
55分、右サイドを美しいパスワークで突破すると #26 村松 知輝 が完全にフリーとなってボールを持つ。海外プロリーグでの経験もあるこのドリブラーはゴール前へ正確なクロスを供給すると、それに合わせたのは中央まで上がってきていた右サイドバックの #22 大津 佑和 だった。今季新加入でここまでCITYの右サイドを支えてきた背番号22の今季初ゴールでCITYが再びアドバンテージを得る。
63分には相手選手がエリア内でハンドをとられ、主審はこの試合2回目となるペナルティスポットを指差しCITYのPKを宣告した。再びキッカーは #20 上田 悠起。しかしここは相手GKのファインセーブによって4点目とはならなかった。
71分、SHIBUYA CITY FCは自陣からのビルドアップを図るも、相手にボールを奪われてしまいそのままゴールを決められてしまった。これでスコアは再びタイに。
ここからは耐える時間帯が続いた。72分には #13 藤田 峻作 が体を張ったシュートブロックでゴールを死守。その後、立て続けにピンチを迎えたが、GK #28 前川 天良 を中心にボールをかき出す。
しかし試合終了が近づく89分、CITYの左サイドを崩されるとそのまま失点を喫してしまい、痛恨の逆転ゴールを許してしまった。
試合終了まで選手は懸命に戦ったもののスコアを覆すことは叶わず、試合終了のホイッスルとなった。SHIBUYA CITY FCは、2021シーズンの最終戦を乱打戦のすえに3-4で落とした。
結果的には2点を先行したものの、今季の最終戦を黒星で終えることになった。SHIBUYA CITY FCとしては初年度の今年、関東昇格の目標は達成できなかったのは事実だ。ただ、来季に向けて検証・改善すべき点があるのと同様に、今季の戦いを通じて積み上げてきたものがあるのも確かだ。
2022シーズンは今季の積み上げにさらにプラスの要素を上積みし、今よりもさらに強いSHIBUYA CITY FCとなって戻ってくるはずだ。
今シーズン、様々な形で温かくもときに厳しく、愛のあるサポートを届けてくださったファン・サポーターの皆さま、パートナー企業およびスポンサー企業の皆さま、応援ならびご支援のほどありがとうございました。ぜひこれからのSHIBUYA CITY FCにもご期待ください。
LET’S GO FORWARD TOGETHER. 共に2022シーズンの関東昇格に向けて歩みましょう。
文・川上 皓輝