KICK OFF |
2:00
フクダ電子スクエア Bコート
SHIBUYA CITY FC
越谷FC(1回戦)
1
0
2023シーズン 関東社会人サッカー大会
2023年11月4日
GAME RESULT
GAME REPORT
ハイライト動画
マッチレポート
関東社会人サッカートーナメント。一都六県の各リーグを勝ち抜いた16チームが関東社会人サッカーリーグ2部への昇格のわずか2枠をかけ、しのぎを削る大会だ。2回戦で涙をのんだ前回大会から1年。最も厳しく最も熱い2週間が開幕した。
一回戦の相手となったのは埼玉県社会人サッカーリーグ2位の越谷FC。190cmを超える選手を前線と最終ラインに揃え、彼らを中心とした堅い守りとカウンターを武器とするチームだ。
SHIBUYA CITY FCのスタメンは以下の通り。GKは#38佐藤海斗が務め、4バックは右から#50 景山豪、#37 山出旭、#20 岩沼俊介、#12 鈴木友也というお馴染みの最終ライン。ダブルボランチに#14 本田憲弥と#8 植松亮が並び2列目は右から#2 山内稔之、#15 比留間輝、#77 轟木雄基。中央最前線に#98 伊藤隆人が入った。
試合は戦前の予想通りSHIBUYA CITY FCがボールを握る展開で進むものの中々思う通りには進まない展開に。「予想以上に引いてきた」と増嶋監督が語ったように割り切って守りを固めてくる越谷FCの戦い方と、トーナメントの初戦ならではの緊張感が伝わる立ち上がりとなった。サイドを起点に、レギュラーシーズンでもチームを支えたセットプレーから相手ゴールに迫る形を作るものの中々得点を決め切ることのできないもどかしい展開が続く。
0−0のまま後半はスタート。両チーム選手変更を行わずに残る45分に臨んだ。後半もSHIBUYA CITY FCがボールを握りつつも攻めあぐねる展開で進む中、チームの攻撃を活性化させたのは選手交代だ。後半10分に#11 河西守生と#19 政森宗治を、同じく28分に#3 大津佑和と#28 布施周士を投入すると、特にフレッシュになった両翼からの仕掛けが効果的で#11 河西はカットインからのシュート、#3 大津は縦突破からのクロスで好機を演出する。
それでも中々ゴールネットを揺らすことができない中で、チームを救ったのは新加入のストライカーだ。後半アディショナルタイム。#8 植松が#28 布施との連携で左サイドの密集地帯を突破しマイナス気味に折り返したところに待っていたのは途中出場の#19 政森。「点を取ることしか考えていない」と語った点取屋の初ゴールはチーム待望の先制点となった。これが決勝点となりそのまま試合は終了。タフで難しい試合を制し、2回戦へと駒を進めた。
今日の試合で見逃せないのは最終ラインの安定したパフォーマンスだろう。#37 山出は試合後に「裏をとられるシーンなど課題がでた」と語ったものの、強風が吹く難しいコンディションの中でカウンターを許さず、時折訪れたセットプレーもしっかりとシャットアウトしたその集中力と安定感は見事。レギュラーシーズンを最少失点で制したチームの強みを見事に発揮してみせた。
2回戦の対戦相手はEDO ALL UNITED。SHIBUYA CITY FCにとっては開幕節で敗れたまさに因縁の相手だ。「ここを超えないと昇格はできない」と#37 山出が語ってくれたようにチームメンバーのモチベーションは更に高まっている。
そして今大会の最大の特徴がスケジュール。昨季苦しめられた、2日連続で試合を行うという超過密日程に対し、増嶋監督がどのような采配を見せるかは大きな注目ポイントとなる。因縁を超え、準決勝進出へ。まだ戦いは始まったばかりだ。
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マッチレポート
関東社会人サッカートーナメント。一都六県の各リーグを勝ち抜いた16チームが関東社会人サッカーリーグ2部への昇格のわずか2枠をかけ、しのぎを削る大会だ。2回戦で涙をのんだ前回大会から1年。最も厳しく最も熱い2週間が開幕した。
一回戦の相手となったのは埼玉県社会人サッカーリーグ2位の越谷FC。190cmを超える選手を前線と最終ラインに揃え、彼らを中心とした堅い守りとカウンターを武器とするチームだ。
SHIBUYA CITY FCのスタメンは以下の通り。GKは#38佐藤海斗が務め、4バックは右から#50 景山豪、#37 山出旭、#20 岩沼俊介、#12 鈴木友也というお馴染みの最終ライン。ダブルボランチに#14 本田憲弥と#8 植松亮が並び2列目は右から#2 山内稔之、#15 比留間輝、#77 轟木雄基。中央最前線に#98 伊藤隆人が入った。
試合は戦前の予想通りSHIBUYA CITY FCがボールを握る展開で進むものの中々思う通りには進まない展開に。「予想以上に引いてきた」と増嶋監督が語ったように割り切って守りを固めてくる越谷FCの戦い方と、トーナメントの初戦ならではの緊張感が伝わる立ち上がりとなった。サイドを起点に、レギュラーシーズンでもチームを支えたセットプレーから相手ゴールに迫る形を作るものの中々得点を決め切ることのできないもどかしい展開が続く。
0−0のまま後半はスタート。両チーム選手変更を行わずに残る45分に臨んだ。後半もSHIBUYA CITY FCがボールを握りつつも攻めあぐねる展開で進む中、チームの攻撃を活性化させたのは選手交代だ。後半10分に#11 河西守生と#19 政森宗治を、同じく28分に#3 大津佑和と#28 布施周士を投入すると、特にフレッシュになった両翼からの仕掛けが効果的で#11 河西はカットインからのシュート、#3 大津は縦突破からのクロスで好機を演出する。
それでも中々ゴールネットを揺らすことができない中で、チームを救ったのは新加入のストライカーだ。後半アディショナルタイム。#8 植松が#28 布施との連携で左サイドの密集地帯を突破しマイナス気味に折り返したところに待っていたのは途中出場の#19 政森。「点を取ることしか考えていない」と語った点取屋の初ゴールはチーム待望の先制点となった。これが決勝点となりそのまま試合は終了。タフで難しい試合を制し、2回戦へと駒を進めた。
今日の試合で見逃せないのは最終ラインの安定したパフォーマンスだろう。#37 山出は試合後に「裏をとられるシーンなど課題がでた」と語ったものの、強風が吹く難しいコンディションの中でカウンターを許さず、時折訪れたセットプレーもしっかりとシャットアウトしたその集中力と安定感は見事。レギュラーシーズンを最少失点で制したチームの強みを見事に発揮してみせた。
2回戦の対戦相手はEDO ALL UNITED。SHIBUYA CITY FCにとっては開幕節で敗れたまさに因縁の相手だ。「ここを超えないと昇格はできない」と#37 山出が語ってくれたようにチームメンバーのモチベーションは更に高まっている。
そして今大会の最大の特徴がスケジュール。昨季苦しめられた、2日連続で試合を行うという超過密日程に対し、増嶋監督がどのような采配を見せるかは大きな注目ポイントとなる。因縁を超え、準決勝進出へ。まだ戦いは始まったばかりだ。