
KICK OFF |
4:30
小さな森の家フィールド


SHIBUYA CITY FC

EDO ALL UNITED
0
1
2025シーズン 関東サッカーリーグ2部
2025年5月31日
GAME RESULT
GAME REPORT
GAME PREVIEW - 試合前情報 -
5度目の激突、譲れぬ一戦
雨中の激闘を制し、昇格へ望みつなぐ一勝
冷たい雨が降りしきり、水たまりが点在する難しいピッチコンディションで迎えた前節・tonan前橋戦。勝ち点を落とせば大きく後退する背水の一戦。対する前橋も上位戦線に踏みとどまるには負けられないゲームだった。
前半は、不規則なバウンドも相まって、両チームともにロングボールを蹴り合う展開が続いた。渋谷は、小関の相手の逆を突くドリブルでチャンスを演出。植松や河波も積極的にゴールに仕掛けていく。この日が初スタメンとなった渡邉千真も存在感を発揮し、攻撃に厚みを加える。中盤の3人が球際で激しく戦い、セカンドの回収とプレスバックを繰り返す。相手の重心を押し下げ、主導権を握る展開が見られた。
前半は幾度も決定機を作るが、ネットを揺らせず。しかし、焦らずに相手に圧力をかけ続けた矢先に、後半の爆発が待っていた。
55分、右サイドから志村がクロスを送ると、河波がうまく収める。ポジショニング良く構えていた小関が素早くターンしゴールに向き合うと、左足で放った一撃がサイドネットに突き刺さり、待望の先制点。さらに72分、自陣からつなごうとした前橋にハイプレスをかけると、政森が飛び出したGKとの駆け引きを制し、冷静にループシュート。雨のピッチに美しく浮かぶ追加点がネットを揺らした。
しかし88分、中盤の球際で一瞬の隙を突かれ、前橋に1点を返されてしまう。それでも終盤、相手のクロスやセットプレー、こぼれ球に対しての最後の一歩を惜しまず、木村の安定したセービングとともに粘りの守備で耐え抜いた。厳しいピッチ状況の中、個々の技術とチームの総合力で勝ち切った渋谷。今季2勝目を手にし、昇格へと希望をつなぐ大きな勝利となった。
昇格戦線の鍵を握る、注目カード
そして明日迎える相手は、今リーグで最も勢いに乗る、EDO ALL UNITED。開幕から無敗、5試合で4勝1分という盤石の戦績を誇り、2位のtonan前橋に勝ち点3差をつけて首位を走っている。
中でも注目は、副キャプテンの小松駿太。Jリーグ通算155試合を誇るキャリアは伊達ではなく、中盤で試合を落ち着かせるプレーは別格だ。また今季加入の丹羽一陽、大石悠介、臼井貫太も存在感を見せており、チームの完成度は着実に高まっている印象である。
ポゼッションに優れ、攻守の切り替えも速いEDOに対して、個の勝負やサイドでの1対1、縦への差し込みなど、各局面でしっかり対応していきたいところ。渋谷は今季、まだ無失点試合がなく、攻撃的なスタイルの裏で守備に課題を残してきただけに、最後まで集中した守備の対応と粘り強さが必要になる。
中2週間空いた中で迎える一戦だが、渋谷は先週末の練習試合でJ3の栃木シティとスコアレスドロー。無得点ながらも、守備陣の粘りやボール保持の安定感は、今節に向けた確実な手応えとなった。
そしてこれまでの歩みがこの対戦に、より一層熱を加える。渋谷にとってEDOは最も苦く、そして最も熱い記憶の象徴だ。一昨年のリーグ開幕戦、そして去年の最終節ーーいずれも敗北。悔しさが積み重なるばかりで、一度も勝利を掴むことができなかった。しかしその一方で、関東リーグ昇格を懸けた決勝戦では、渋谷は彼らを撃破し、歓喜とともに昇格を決めた。互いの心に刻まれた因縁は、一試合だけでは語り尽くせない。
直近4試合の対戦成績は2勝2敗。五分の星を分け合うライバルに対し、この一戦が均衡を破るターニングポイントとなる。ここで勝てば、渋谷は昇格戦線の中心に躍り出る。だが敗れれば、首位EDOとの差は一気に開き、追撃の芽が遠のくだろう。EDOにとっても、あの決勝のリベンジを果たす絶好の機会でもある。
もう一度、ここでケリをつけよう。激戦必至、白黒つける90分が待っている。

PLAYER'S COMMENTS - 試合前 選手コメント -
40 土田直輝 / MF
ーー前節を振り返って
チームとしてのやり方を割り切りながらも、状況が状況だったから、そこで負けたらゲームを落としてしまうので、本当に個人個人がよりいつもより意識をしていた。その結果、チームスタッフの力も含めてグラウンドを良くしてもらいながら、チームとして勝てたのではないかと思う。後半のアタッキングサードの部分では自分たちの形はできていたと思うし、失点されても、勝ち切れるっていうところはチームとしての力はついてきてるので、今後も続けていきたい。
ーー明日の試合に向けて、この2週間の準備やチームの雰囲気はどうだったか
練習試合も含めて勝ち切れてないのはチームとして課題に残っているなかで、今週もかなり攻撃に力を入れた練習をしたと思う。攻撃のアタッキングサードで差を作るじゃないけど、より点が入るような雰囲気をもっと出していければ明日も勝てるんじゃないかなと思う。
ーー激しい中盤での争いや、相手からの前線からのプレスがあると思うが、どう対応していきたいか
もちろん僕は後ろのつなぎの役割もあるし、今年はより攻撃的なポジションなので、得点やアシストが求められている。受ける場所によってそれにあった対応ができればいいかなと思う。
ーー過去の成績も相まって、いろいろな想いが重なる一戦だが、どのような気持ちで臨みたいか
特に僕は特にEDOさんと試合するときは、なんか……いろいろあるなと思って(笑)1年目の最初は退場して、2回目は腰が折れて試合に出れなくて。去年のホーム戦では悔しすぎて大泣きして、関東昇格戦の決勝で自分が点を取って優勝して。僕個人としてもいろいろな想いがあるので、明日は良い思い出になるように、プラスの出来事が起きてくれるようにいいなと思いながら、しっかり準備して勝ち上がろうと思う。

13 佐藤蒼太 / MF
ーー前節を振り返って
ピッチコンディションが悪い中だったが、みんな割り切った戦い方ができていたので、明日もピッチコンディションはわからないけど、前節の戦い方が活きてくるのかなと思っている。割り切って勝ち点3を取りにいけたかなと思う。
ーー初のスタメンからのスタートだったが、どんな気持ちで臨んでいたか
いつチャンスが来てもおかしくないと思っていたし、ピッチで結果を出して良いプレーできなかったら、もう試合に絡めなくなるという危機感は常に持っていた。今シーズン、ずっとスタートから出る機会がなかったので、いつ出てもいい準備はしていたし、自分的にも動けたのでよかった。
ーー明日の試合に向けて、この2週間準備してきたことは
先週栃木シティと練習試合をして、かなり良いシーンがいくつもあった。チームとしても良い相手と試合できたり、勝つための良い2週間を過ごすことができたと思っている。
ーー攻撃力が武器のEDOに対して、どう打開していきたいか
もちろん守備のところで自分が一対一をやられない部分だったり、どうしても個人で対人の部分で負けたら相手の雰囲気になってしまうので、まず守備でそれぞれが個で勝って、しっかりチームとして組織的に守りたい。それができたうえで、相手の中盤の部分だったり、自分たちの崩しの部分はEDOに対してもかなり自信を持ってやれるので、今まで積み重ねてきた中央の崩しだったり、サイドが槍で出てくるっていうのを勝てるかなと思う。
ーー明日の試合に懸ける想いを
渋谷としても油断している選手は誰もいないと思うし、相手が強いというのもわかったうえで、チャレンジャー精神を持っている。去年の昇格戦では勝っているが、リーグ戦ではEDOが優勝しているので、今年は2勝して渋谷が優勝できるように、まずは明日の1勝を掴み取れるようにやっていきたい。

BOSS'S COMMENTS - 試合前 監督コメント -
増嶋竜也 / 監督
ーー前節の振り返りについて
ピッチコンディションが悪かったので、いつものサッカーができないというのは、ある程度把握して選手も割り切ってプレーしてくれた。難しい展開だったが、ああいう展開になったら技術や力の差はしっかり出ると思っていたので、選手はネガティブな感情よりかは、できるっていうふうにアップから切り替えてくれたのでよかった。
ーー前半で圧力をかけ続けて、後半で得点できたというのは、どこが噛み合ったと評価しているか
まずしっかり蹴って、セカンドボールを拾って、相手のミスを狙ったり、少ないチャンスをモノにするという全体の意思統一ができていた。なんかつなごうとか、いいところを狙おうという感情よりかは、自分たちが今、何をやらなければいけないのか、今日はこういうふうにやろうというのを、全員が理解していた。後から入ってきた選手も含めて、同じことを描けていたので、チャンスも作れていたし、ボールも奪えたのかなと思う。
ーー明日の試合に向けて、中2週間の調整期間があったが、チームの仕上がり具合はどうか
先週栃木シティさんと練習試合ができて、レベルの高い相手にもできるところもたくさんあったし、直さなくてはいけないところの振り返りもたくさんできた。そのなかで、選手の起用だったり、コンディションもさらに上がっている印象があるので、良い2週間だったのかなと思う。勝ち切るっていうところよりかは、90分を通して勝てればいいっていうところと、相手はレベルの高いチームで、簡単にはいかないので、細かいところまで集中してやっていこうという話をした。
ーーEDOは前からのプレッシングが強いチームだが、どう弱点を突いていきたいか。
どの相手でもボールを前進するだけのオーガナイズはできているので、むしろ前から来てほしいし、前からボールは奪えると思っている。相手の良さをどんどん潰しながら、自分たちのフィールドに持っていけたら間違いなく勝てると思っているので、自信を持ってプレーしていきたい。
ーー 一瞬の差が勝敗を分けると思うが、明日に懸ける想いを。
今まではセットプレーだったり、一点差という試合が何回かあって、向こうも意識するものはあると思う。相手は結構メンバーが変わっているので、去年と同じ感覚でやったらまたやられてしまうと思うので、別のチームだと思いつつ、EDOさんという意識もしながら、良い試合をしたい。

GAME REVIEW - 試合記録 -
前節に続き、雨風が吹き荒れるタフなピッチコンディションの中で行われた、因縁のEDO ALL UNITED戦。水を含んだピッチでボールは止まり、キックの精度も落ちる厳しい状況だったが、そんなことをものともしない白熱の90分が展開された。

ディフェンスラインでは鈴木に代わり、怪我から山出旭が3試合ぶりに復帰。前線では渡邉千真に代わって政森宗治が先発入りとなった。
序盤から相手のセットプレーに苦しむ展開が続く。7分には、左サイドでスローインの落としを受けた相手が振り向きざまに強烈なシュート。これはゴール左上に外れたが、追い風を受けたEDOが攻勢を強める展開に。ボールが思うように転がらない中でも、両チームは球際で一歩も譲らない激しい攻防を繰り広げた。8分には、政森がハーフウェーライン付近からロングシュートを放つなど、積極的な攻撃の意識を見せる。EDOはサイドを起点に幅を持たせてボールを動かし、それに対して佐藤や岩沼がキーマンとして相手の自由を許さない。守備陣も集中力を切らさず、山出や志村の競り合い、体を張った守りが随所に見られ、激しいコンディションの中でも気迫を見せた。

20分には、河波のスローインから植松がヘディングで受け、政森のダイレクトシュートにつながる惜しいシーンも。中盤では土田の広範囲に顔を出し、セカンドボールの回収や、対人での強さが際立つ。一方で木村のゴールキックは風の影響を受け、思うように前線へボールが届かず苦戦。試合は依然として均衡状態が続いた。
31分、EDOのオフサイドを受け、小関のフリーキックに対し相手がクリア。こぼれ球に反応した佐藤が迷わずダイレクトで振り抜くも、シュートは大きくゴール上に外れる。お互いに蹴り合う展開が続いたが、33分に左サイドで何度も突破していた河波が太腿を痛め、無念の途中交代。代わって青木竣が投入され、攻撃のテンポを引き継ぐ。相手キーパーのゴールキックが前線まで大きく飛んできたが、土田や志村が冷静に対応。空中戦でも強さを見せ、危険な場面を作らせない。
激しい球際で互いに譲らず、スコアレスのまま後半へと折り返す。

後半は雨が上がり、ピッチ状態が徐々に回復。ボールが動かしやすくなり、スピーディーな展開に。49分には、小関が左足で狙いすましたミドルシュートを放つも、キーパーの正面を突きゴールならず。それでも中盤ではアンカーの楠美が的確なポジショニングと技術でボールを収め、安定感を見せる。
相手の攻撃に対しても、土田が球際の強さと執念が光るボール奪取、そして山出の高さを活かしたヘディングで対応。青木(竣)も負けじとカバー範囲の広さを発揮し、チーム全体で前へ押し込む時間帯が続いた。政森も前線で存在感を示し、2人に寄せられながらも体を張ったボールキープで攻撃の起点を作る。
63分には、政森と小関に代わり、青木友佑と高崎天史郎が投入され、2トップを代えるという大胆な交代。フレッシュな2人が攻撃に勢いをもたらすと、次第に相手のプレーにも雑さが見え始める。高崎はペナルティエリア内への鋭いドリブルで仕掛け、楠美の高精度のフィードを受けてチャンスを演出。71分には、カウンターから高崎がボールを受けて、相手の背後へスルーパス。それに抜け出した青木(竣)が相手に突かれながらも、低く鋭いクロスを上げる。ゴール前に走り込んだ青木(友)が右足で合わせにいくも、わずかに合わずネットは揺れなかった。

76分には楠美に代わり小沼、佐藤に代わり大越が投入され勝負に出る。しかし3分後には、相手のコーナーキックからゴール前の混戦でクリアしきれず、最後は押し込まれてしまう形に。均衡を破る、痛すぎる一撃だった。その後も前かがりに攻め続けるが、セカンドボールの反応やセットプレー時の入り方など、あと一歩の強度が足りず、決定機には至らない時間が続く。87分には、高崎が胸トラップから反転し、左足でシュートを放つも、枠を捉えることができない。
アディショナルタイムは4分。終盤まで攻め込むも、相手の守備ブロックはより強固に。ゴールキックのセカンドを拾えず、再三の攻撃が連続しない。89分には山出のスライディングで相手の攻撃を止め、粘り強く戦う。試合終了間際まで、なんとか追いつこうと前線にボールを送るが、最後のスローインの場面で小沼が相手との競り合いでファウルを受ける。相手が倒れ込み、そのまま試合は無情にもタイムアップ。

過去のリーグ戦での悔しさを晴らしたい渋谷にとっては、どうしても勝ち点3が欲しい一戦だったが、結果は0-1。因縁を晴らせず、またしても苦い結果に終わった。
次戦は1週間後に控えるエスペランサSC戦。今節の敗戦で勝ち点を伸ばせなかった渋谷は、暫定5位に。首位のEDOは勝ち点16でさらに抜け出し、3〜5位は混戦模様となっている。上位争いが激しさを増す中、渋谷としてはもう一度ギアを入れ直し、昇格圏内を再び目指すためにも、次節は巻き返しへの大切な一戦となる。

GAME HIGHLIGHTS - 試合ハイライト -
PLAYER'S INTERVIEWS - 試合後 選手インタビュー -
14 青木 竣 / MF
ーー試合を振り返って
個人としては櫻士(河波)がああいった形(負傷)で交代することになって、チャンスが来たというところだったが、結果を残せず、チームも悔しい負け方をしてしまった。本当に悔しい気持ちでいっぱい。 ーー早い時間での交代出場だったが
(これまで)このグラウンドでやるときに途中出場で入っていたが、うまく試合に入ることができなかったという自分の反省があった。イレギュラーな形だったが、まずはしっかり試合に入ることを意識した。
ーー今後の意気込み
後期にまたEDOとやるときになるべく勝ち点詰まった状態で、順位が入れ替わるぐらいのところまで迫った状態で戦いたい。次からは本当に全勝する気持ちで、個人としても結果にこだわってまた練習からやっていきたい。
40 土田 直輝 / MF
ーー試合を振り返って
前半うまく耐えられて後半パワー持っていこうって話してた中で、後半の最初の方はパワー持ってやれていた。そこで決めきれなくちゃいけないとかそういうところもあるが、やっぱりあのような失点をした。相手もパワーあるチーム。勝ちきれないっていうのが僕らの今の課題なのかなと思う。
ーーどのような想いで試合に臨んだか
やっぱり相手は首位で、絶対に叩かなくちゃいけないチームだった。優勝とか昇格っていうところを見据えている中で、EDOっていうのは本当にずっと居続けている存在だと思う。今日またグラウンドが悪かったりはしましたが、なんとか勝ちたかったっていうところが今の気持ちです。
ーー次節の意気込み
チームとしてなんかこれが当たり前になっているというか、次はないというか。それがもう何回も続いているので、本当にもう次がないっていうのをみんなが意識して来週の試合も臨めたらなと思う。
5 山出 旭 / DF
とにかく悔しい。これに尽きる。どうしても最低限、無失点で終わりたかったし、ディフェンスとしてこれまで無失点の試合がないのは問題だと思う。EDOだからこそ、そこは強くこだわって試合に臨んだし、今日はセットプレーが大事になるってわかっていた。そこで失点したのは、もう僕らのオーガナイズの問題なので責任を感じている。
自分もリスクを背負って、もっと前にチャレンジできたシーンがあったし、それで前の選手も助かる部分もあったから、ボールキックにしろ、自分が競りにいってもよかったんじゃないかなって思う。そこで負けるシーンもあったし、自分は(空中戦を)売りにしているからこそ、100%で勝たなきゃいけないなって思っているので、そこは本当に頑張りたい。
シーズン始まったときからそうだが、優勝を目指すのだったら絶対負けられない戦いっていうのは次戦も同じ。危機感を持ちながらもこの状況をみんなで乗り越えて、また勝ちを重ねていけるように、もうやるしかないので、また前を見て頑張りたい。
26 志村 滉 / DF
悔しいというより、辛い。コンディション的にも、試合展開的にも、やることがハッキリしていた分、自分の特徴が出やすい試合だったかなと思う。そこに関しては余裕を持ってできたというか、EDOとか関係なく、このリーグだったら負けることはないなと思っていたので、そこはよかった。でも結局、ディフェンスは99回跳ね返しても、1回ミスをしたら終わるポジション。特に今日のゲームは、セットプレーで勝負が決まるとお互いわかっていたところで、あそこでしっかりボールを処理しきれないのは、自分の力不足でもあるし、良いプレーができていた分、『なんで俺なんだろう』って感情がある。
今日を含めて、練習試合でFC東京や栃木シティにも良いゲームはできているし、自分たちの力を疑う必要はないと思う。あとはやり続けたら結果はついてくると思うので、自信を失わずに、ひたむきに練習をするだけ。
BOSS'S INTERVIEWS - 試合後 監督インタビュー -
増嶋 竜也 / 監督
ーー試合を振り返って
悔しい。このピッチコンディションっていうところもあって自分たちのサッカーができない中で、前半よく耐えてくれてたので後半は必ずチャンスがあるかなという予想はしていた。ほぼシュート打たれていない中で、一発セットプレーでやられてしまい、悔しい。
ーーツートップの同時交代の意図は
天史郎(高崎)もそうだし、友佑(青木)も練習からいい動きもあった。流れを変えてくれるっていうところを信じて、ツートップ替えをした。
ーーサポーターに向けて
今日勝てなかったことに対して本当に申し訳なく思っている。でもリーグ戦はまだ続くし、昇格の可能性は消えたわけではないので、続けて次の試合に向けてみんなで頑張っていきたい。
GAME PREVIEW - 試合前情報 -
5度目の激突、譲れぬ一戦
雨中の激闘を制し、昇格へ望みつなぐ一勝
冷たい雨が降りしきり、水たまりが点在する難しいピッチコンディションで迎えた前節・tonan前橋戦。勝ち点を落とせば大きく後退する背水の一戦。対する前橋も上位戦線に踏みとどまるには負けられないゲームだった。
前半は、不規則なバウンドも相まって、両チームともにロングボールを蹴り合う展開が続いた。渋谷は、小関の相手の逆を突くドリブルでチャンスを演出。植松や河波も積極的にゴールに仕掛けていく。この日が初スタメンとなった渡邉千真も存在感を発揮し、攻撃に厚みを加える。中盤の3人が球際で激しく戦い、セカンドの回収とプレスバックを繰り返す。相手の重心を押し下げ、主導権を握る展開が見られた。
前半は幾度も決定機を作るが、ネットを揺らせず。しかし、焦らずに相手に圧力をかけ続けた矢先に、後半の爆発が待っていた。
55分、右サイドから志村がクロスを送ると、河波がうまく収める。ポジショニング良く構えていた小関が素早くターンしゴールに向き合うと、左足で放った一撃がサイドネットに突き刺さり、待望の先制点。さらに72分、自陣からつなごうとした前橋にハイプレスをかけると、政森が飛び出したGKとの駆け引きを制し、冷静にループシュート。雨のピッチに美しく浮かぶ追加点がネットを揺らした。
しかし88分、中盤の球際で一瞬の隙を突かれ、前橋に1点を返されてしまう。それでも終盤、相手のクロスやセットプレー、こぼれ球に対しての最後の一歩を惜しまず、木村の安定したセービングとともに粘りの守備で耐え抜いた。厳しいピッチ状況の中、個々の技術とチームの総合力で勝ち切った渋谷。今季2勝目を手にし、昇格へと希望をつなぐ大きな勝利となった。
昇格戦線の鍵を握る、注目カード
そして明日迎える相手は、今リーグで最も勢いに乗る、EDO ALL UNITED。開幕から無敗、5試合で4勝1分という盤石の戦績を誇り、2位のtonan前橋に勝ち点3差をつけて首位を走っている。
中でも注目は、副キャプテンの小松駿太。Jリーグ通算155試合を誇るキャリアは伊達ではなく、中盤で試合を落ち着かせるプレーは別格だ。また今季加入の丹羽一陽、大石悠介、臼井貫太も存在感を見せており、チームの完成度は着実に高まっている印象である。
ポゼッションに優れ、攻守の切り替えも速いEDOに対して、個の勝負やサイドでの1対1、縦への差し込みなど、各局面でしっかり対応していきたいところ。渋谷は今季、まだ無失点試合がなく、攻撃的なスタイルの裏で守備に課題を残してきただけに、最後まで集中した守備の対応と粘り強さが必要になる。
中2週間空いた中で迎える一戦だが、渋谷は先週末の練習試合でJ3の栃木シティとスコアレスドロー。無得点ながらも、守備陣の粘りやボール保持の安定感は、今節に向けた確実な手応えとなった。
そしてこれまでの歩みがこの対戦に、より一層熱を加える。渋谷にとってEDOは最も苦く、そして最も熱い記憶の象徴だ。一昨年のリーグ開幕戦、そして去年の最終節ーーいずれも敗北。悔しさが積み重なるばかりで、一度も勝利を掴むことができなかった。しかしその一方で、関東リーグ昇格を懸けた決勝戦では、渋谷は彼らを撃破し、歓喜とともに昇格を決めた。互いの心に刻まれた因縁は、一試合だけでは語り尽くせない。
直近4試合の対戦成績は2勝2敗。五分の星を分け合うライバルに対し、この一戦が均衡を破るターニングポイントとなる。ここで勝てば、渋谷は昇格戦線の中心に躍り出る。だが敗れれば、首位EDOとの差は一気に開き、追撃の芽が遠のくだろう。EDOにとっても、あの決勝のリベンジを果たす絶好の機会でもある。
もう一度、ここでケリをつけよう。激戦必至、白黒つける90分が待っている。

PLAYER'S COMMENTS - 試合前 選手コメント -
40 土田直輝 / MF
ーー前節を振り返って
チームとしてのやり方を割り切りながらも、状況が状況だったから、そこで負けたらゲームを落としてしまうので、本当に個人個人がよりいつもより意識をしていた。その結果、チームスタッフの力も含めてグラウンドを良くしてもらいながら、チームとして勝てたのではないかと思う。後半のアタッキングサードの部分では自分たちの形はできていたと思うし、失点されても、勝ち切れるっていうところはチームとしての力はついてきてるので、今後も続けていきたい。
ーー明日の試合に向けて、この2週間の準備やチームの雰囲気はどうだったか
練習試合も含めて勝ち切れてないのはチームとして課題に残っているなかで、今週もかなり攻撃に力を入れた練習をしたと思う。攻撃のアタッキングサードで差を作るじゃないけど、より点が入るような雰囲気をもっと出していければ明日も勝てるんじゃないかなと思う。
ーー激しい中盤での争いや、相手からの前線からのプレスがあると思うが、どう対応していきたいか
もちろん僕は後ろのつなぎの役割もあるし、今年はより攻撃的なポジションなので、得点やアシストが求められている。受ける場所によってそれにあった対応ができればいいかなと思う。
ーー過去の成績も相まって、いろいろな想いが重なる一戦だが、どのような気持ちで臨みたいか
特に僕は特にEDOさんと試合するときは、なんか……いろいろあるなと思って(笑)1年目の最初は退場して、2回目は腰が折れて試合に出れなくて。去年のホーム戦では悔しすぎて大泣きして、関東昇格戦の決勝で自分が点を取って優勝して。僕個人としてもいろいろな想いがあるので、明日は良い思い出になるように、プラスの出来事が起きてくれるようにいいなと思いながら、しっかり準備して勝ち上がろうと思う。

13 佐藤蒼太 / MF
ーー前節を振り返って
ピッチコンディションが悪い中だったが、みんな割り切った戦い方ができていたので、明日もピッチコンディションはわからないけど、前節の戦い方が活きてくるのかなと思っている。割り切って勝ち点3を取りにいけたかなと思う。
ーー初のスタメンからのスタートだったが、どんな気持ちで臨んでいたか
いつチャンスが来てもおかしくないと思っていたし、ピッチで結果を出して良いプレーできなかったら、もう試合に絡めなくなるという危機感は常に持っていた。今シーズン、ずっとスタートから出る機会がなかったので、いつ出てもいい準備はしていたし、自分的にも動けたのでよかった。
ーー明日の試合に向けて、この2週間準備してきたことは
先週栃木シティと練習試合をして、かなり良いシーンがいくつもあった。チームとしても良い相手と試合できたり、勝つための良い2週間を過ごすことができたと思っている。
ーー攻撃力が武器のEDOに対して、どう打開していきたいか
もちろん守備のところで自分が一対一をやられない部分だったり、どうしても個人で対人の部分で負けたら相手の雰囲気になってしまうので、まず守備でそれぞれが個で勝って、しっかりチームとして組織的に守りたい。それができたうえで、相手の中盤の部分だったり、自分たちの崩しの部分はEDOに対してもかなり自信を持ってやれるので、今まで積み重ねてきた中央の崩しだったり、サイドが槍で出てくるっていうのを勝てるかなと思う。
ーー明日の試合に懸ける想いを
渋谷としても油断している選手は誰もいないと思うし、相手が強いというのもわかったうえで、チャレンジャー精神を持っている。去年の昇格戦では勝っているが、リーグ戦ではEDOが優勝しているので、今年は2勝して渋谷が優勝できるように、まずは明日の1勝を掴み取れるようにやっていきたい。

BOSS'S COMMENTS - 試合前 監督コメント -
増嶋竜也 / 監督
ーー前節の振り返りについて
ピッチコンディションが悪かったので、いつものサッカーができないというのは、ある程度把握して選手も割り切ってプレーしてくれた。難しい展開だったが、ああいう展開になったら技術や力の差はしっかり出ると思っていたので、選手はネガティブな感情よりかは、できるっていうふうにアップから切り替えてくれたのでよかった。
ーー前半で圧力をかけ続けて、後半で得点できたというのは、どこが噛み合ったと評価しているか
まずしっかり蹴って、セカンドボールを拾って、相手のミスを狙ったり、少ないチャンスをモノにするという全体の意思統一ができていた。なんかつなごうとか、いいところを狙おうという感情よりかは、自分たちが今、何をやらなければいけないのか、今日はこういうふうにやろうというのを、全員が理解していた。後から入ってきた選手も含めて、同じことを描けていたので、チャンスも作れていたし、ボールも奪えたのかなと思う。
ーー明日の試合に向けて、中2週間の調整期間があったが、チームの仕上がり具合はどうか
先週栃木シティさんと練習試合ができて、レベルの高い相手にもできるところもたくさんあったし、直さなくてはいけないところの振り返りもたくさんできた。そのなかで、選手の起用だったり、コンディションもさらに上がっている印象があるので、良い2週間だったのかなと思う。勝ち切るっていうところよりかは、90分を通して勝てればいいっていうところと、相手はレベルの高いチームで、簡単にはいかないので、細かいところまで集中してやっていこうという話をした。
ーーEDOは前からのプレッシングが強いチームだが、どう弱点を突いていきたいか。
どの相手でもボールを前進するだけのオーガナイズはできているので、むしろ前から来てほしいし、前からボールは奪えると思っている。相手の良さをどんどん潰しながら、自分たちのフィールドに持っていけたら間違いなく勝てると思っているので、自信を持ってプレーしていきたい。
ーー 一瞬の差が勝敗を分けると思うが、明日に懸ける想いを。
今まではセットプレーだったり、一点差という試合が何回かあって、向こうも意識するものはあると思う。相手は結構メンバーが変わっているので、去年と同じ感覚でやったらまたやられてしまうと思うので、別のチームだと思いつつ、EDOさんという意識もしながら、良い試合をしたい。

GAME REVIEW - 試合記録 -
前節に続き、雨風が吹き荒れるタフなピッチコンディションの中で行われた、因縁のEDO ALL UNITED戦。水を含んだピッチでボールは止まり、キックの精度も落ちる厳しい状況だったが、そんなことをものともしない白熱の90分が展開された。

ディフェンスラインでは鈴木に代わり、怪我から山出旭が3試合ぶりに復帰。前線では渡邉千真に代わって政森宗治が先発入りとなった。
序盤から相手のセットプレーに苦しむ展開が続く。7分には、左サイドでスローインの落としを受けた相手が振り向きざまに強烈なシュート。これはゴール左上に外れたが、追い風を受けたEDOが攻勢を強める展開に。ボールが思うように転がらない中でも、両チームは球際で一歩も譲らない激しい攻防を繰り広げた。8分には、政森がハーフウェーライン付近からロングシュートを放つなど、積極的な攻撃の意識を見せる。EDOはサイドを起点に幅を持たせてボールを動かし、それに対して佐藤や岩沼がキーマンとして相手の自由を許さない。守備陣も集中力を切らさず、山出や志村の競り合い、体を張った守りが随所に見られ、激しいコンディションの中でも気迫を見せた。

20分には、河波のスローインから植松がヘディングで受け、政森のダイレクトシュートにつながる惜しいシーンも。中盤では土田の広範囲に顔を出し、セカンドボールの回収や、対人での強さが際立つ。一方で木村のゴールキックは風の影響を受け、思うように前線へボールが届かず苦戦。試合は依然として均衡状態が続いた。
31分、EDOのオフサイドを受け、小関のフリーキックに対し相手がクリア。こぼれ球に反応した佐藤が迷わずダイレクトで振り抜くも、シュートは大きくゴール上に外れる。お互いに蹴り合う展開が続いたが、33分に左サイドで何度も突破していた河波が太腿を痛め、無念の途中交代。代わって青木竣が投入され、攻撃のテンポを引き継ぐ。相手キーパーのゴールキックが前線まで大きく飛んできたが、土田や志村が冷静に対応。空中戦でも強さを見せ、危険な場面を作らせない。
激しい球際で互いに譲らず、スコアレスのまま後半へと折り返す。

後半は雨が上がり、ピッチ状態が徐々に回復。ボールが動かしやすくなり、スピーディーな展開に。49分には、小関が左足で狙いすましたミドルシュートを放つも、キーパーの正面を突きゴールならず。それでも中盤ではアンカーの楠美が的確なポジショニングと技術でボールを収め、安定感を見せる。
相手の攻撃に対しても、土田が球際の強さと執念が光るボール奪取、そして山出の高さを活かしたヘディングで対応。青木(竣)も負けじとカバー範囲の広さを発揮し、チーム全体で前へ押し込む時間帯が続いた。政森も前線で存在感を示し、2人に寄せられながらも体を張ったボールキープで攻撃の起点を作る。
63分には、政森と小関に代わり、青木友佑と高崎天史郎が投入され、2トップを代えるという大胆な交代。フレッシュな2人が攻撃に勢いをもたらすと、次第に相手のプレーにも雑さが見え始める。高崎はペナルティエリア内への鋭いドリブルで仕掛け、楠美の高精度のフィードを受けてチャンスを演出。71分には、カウンターから高崎がボールを受けて、相手の背後へスルーパス。それに抜け出した青木(竣)が相手に突かれながらも、低く鋭いクロスを上げる。ゴール前に走り込んだ青木(友)が右足で合わせにいくも、わずかに合わずネットは揺れなかった。

76分には楠美に代わり小沼、佐藤に代わり大越が投入され勝負に出る。しかし3分後には、相手のコーナーキックからゴール前の混戦でクリアしきれず、最後は押し込まれてしまう形に。均衡を破る、痛すぎる一撃だった。その後も前かがりに攻め続けるが、セカンドボールの反応やセットプレー時の入り方など、あと一歩の強度が足りず、決定機には至らない時間が続く。87分には、高崎が胸トラップから反転し、左足でシュートを放つも、枠を捉えることができない。
アディショナルタイムは4分。終盤まで攻め込むも、相手の守備ブロックはより強固に。ゴールキックのセカンドを拾えず、再三の攻撃が連続しない。89分には山出のスライディングで相手の攻撃を止め、粘り強く戦う。試合終了間際まで、なんとか追いつこうと前線にボールを送るが、最後のスローインの場面で小沼が相手との競り合いでファウルを受ける。相手が倒れ込み、そのまま試合は無情にもタイムアップ。

過去のリーグ戦での悔しさを晴らしたい渋谷にとっては、どうしても勝ち点3が欲しい一戦だったが、結果は0-1。因縁を晴らせず、またしても苦い結果に終わった。
次戦は1週間後に控えるエスペランサSC戦。今節の敗戦で勝ち点を伸ばせなかった渋谷は、暫定5位に。首位のEDOは勝ち点16でさらに抜け出し、3〜5位は混戦模様となっている。上位争いが激しさを増す中、渋谷としてはもう一度ギアを入れ直し、昇格圏内を再び目指すためにも、次節は巻き返しへの大切な一戦となる。

GAME HIGHLIGHTS - 試合ハイライト -
PLAYER'S INTERVIEWS - 試合後 選手インタビュー -
14 青木 竣 / MF
ーー試合を振り返って
個人としては櫻士(河波)がああいった形(負傷)で交代することになって、チャンスが来たというところだったが、結果を残せず、チームも悔しい負け方をしてしまった。本当に悔しい気持ちでいっぱい。 ーー早い時間での交代出場だったが
(これまで)このグラウンドでやるときに途中出場で入っていたが、うまく試合に入ることができなかったという自分の反省があった。イレギュラーな形だったが、まずはしっかり試合に入ることを意識した。
ーー今後の意気込み
後期にまたEDOとやるときになるべく勝ち点詰まった状態で、順位が入れ替わるぐらいのところまで迫った状態で戦いたい。次からは本当に全勝する気持ちで、個人としても結果にこだわってまた練習からやっていきたい。
40 土田 直輝 / MF
ーー試合を振り返って
前半うまく耐えられて後半パワー持っていこうって話してた中で、後半の最初の方はパワー持ってやれていた。そこで決めきれなくちゃいけないとかそういうところもあるが、やっぱりあのような失点をした。相手もパワーあるチーム。勝ちきれないっていうのが僕らの今の課題なのかなと思う。
ーーどのような想いで試合に臨んだか
やっぱり相手は首位で、絶対に叩かなくちゃいけないチームだった。優勝とか昇格っていうところを見据えている中で、EDOっていうのは本当にずっと居続けている存在だと思う。今日またグラウンドが悪かったりはしましたが、なんとか勝ちたかったっていうところが今の気持ちです。
ーー次節の意気込み
チームとしてなんかこれが当たり前になっているというか、次はないというか。それがもう何回も続いているので、本当にもう次がないっていうのをみんなが意識して来週の試合も臨めたらなと思う。
5 山出 旭 / DF
とにかく悔しい。これに尽きる。どうしても最低限、無失点で終わりたかったし、ディフェンスとしてこれまで無失点の試合がないのは問題だと思う。EDOだからこそ、そこは強くこだわって試合に臨んだし、今日はセットプレーが大事になるってわかっていた。そこで失点したのは、もう僕らのオーガナイズの問題なので責任を感じている。
自分もリスクを背負って、もっと前にチャレンジできたシーンがあったし、それで前の選手も助かる部分もあったから、ボールキックにしろ、自分が競りにいってもよかったんじゃないかなって思う。そこで負けるシーンもあったし、自分は(空中戦を)売りにしているからこそ、100%で勝たなきゃいけないなって思っているので、そこは本当に頑張りたい。
シーズン始まったときからそうだが、優勝を目指すのだったら絶対負けられない戦いっていうのは次戦も同じ。危機感を持ちながらもこの状況をみんなで乗り越えて、また勝ちを重ねていけるように、もうやるしかないので、また前を見て頑張りたい。
26 志村 滉 / DF
悔しいというより、辛い。コンディション的にも、試合展開的にも、やることがハッキリしていた分、自分の特徴が出やすい試合だったかなと思う。そこに関しては余裕を持ってできたというか、EDOとか関係なく、このリーグだったら負けることはないなと思っていたので、そこはよかった。でも結局、ディフェンスは99回跳ね返しても、1回ミスをしたら終わるポジション。特に今日のゲームは、セットプレーで勝負が決まるとお互いわかっていたところで、あそこでしっかりボールを処理しきれないのは、自分の力不足でもあるし、良いプレーができていた分、『なんで俺なんだろう』って感情がある。
今日を含めて、練習試合でFC東京や栃木シティにも良いゲームはできているし、自分たちの力を疑う必要はないと思う。あとはやり続けたら結果はついてくると思うので、自信を失わずに、ひたむきに練習をするだけ。
BOSS'S INTERVIEWS - 試合後 監督インタビュー -
増嶋 竜也 / 監督
ーー試合を振り返って
悔しい。このピッチコンディションっていうところもあって自分たちのサッカーができない中で、前半よく耐えてくれてたので後半は必ずチャンスがあるかなという予想はしていた。ほぼシュート打たれていない中で、一発セットプレーでやられてしまい、悔しい。
ーーツートップの同時交代の意図は
天史郎(高崎)もそうだし、友佑(青木)も練習からいい動きもあった。流れを変えてくれるっていうところを信じて、ツートップ替えをした。
ーーサポーターに向けて
今日勝てなかったことに対して本当に申し訳なく思っている。でもリーグ戦はまだ続くし、昇格の可能性は消えたわけではないので、続けて次の試合に向けてみんなで頑張っていきたい。