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KICK OFF | 

9:05

非公開

SHIBUYA CITY FC

東京23FC江戸川

7
1

東京都社会人サッカーリーグ1部

2021年8月8日

GAME RESULT

ゴール

10

min

YUKI UEDA

失点

34

min

ゴール

45

min

KEVIN LE BRAS

ゴール

50

min

YUKI UEDA

ゴール

55

min

KEVIN LE BRAS

選手交代

56

min

FUJIWARA YUTA

SUZUKI TAKAFUMI

IN

OFF

選手交代

63

min

MIYAYOSHI YUTA

JABULANI LINJE ALI

IN

OFF

選手交代

69

min

MURAMATSU TOMOKI

KEVIN LE BRAS

IN

OFF

ゴール

87

min

YUKI UEDA

ゴール

90

min

TAISUKE MIYAZAKI

ゴール

90

min

MURAMATSU TOMOKI

​STARTING XI

FW

YUKI UEDA

7

KEVIN LE BRAS

18

TAISUKE MIYAZAKI

10

MF

SHUNSUKE OMURA

5

JABULANI LINJE ALI

31

SUZUKI TAKAFUMI

17

DF

YUWA OTSU

22

YAMAZAKI TAISEI

3

SHIBAMURA NAOYA

24

SHOHEI ABE

6

GK

FUKAYA SEITA

12

GAME REPORT

ハイライト




マッチレビュー

SHIBUYA CITY FCは東京都1部リーグ第14節で東京23FC江戸川と対戦した。


のハットトリックを含む大量7ゴールを奪ったCITYが7-1で相手を退けている。



シリーズのラストマッチとなる第7戦。この一戦に臨むメンバーにはフレッシュな顔ぶれが並んだ。

※8月1日(日)に予定されていたエリース東京FC戦は開催延期

直近の数試合ではアンカー起用が多かった


がこの日は最終ラインに入り、そのアンカーには

が駒澤大学 GIOCO 世田谷戦ぶりに戻ってきた。左のインサイドハーフに目を移すと

が久しぶりの先発入りとなった。そして、ワントップのポジションには第2節以来のスターティングメンバー入りとなった

が構える。

試合前に降った雨の影響で高い湿度を記録しており、非常に蒸し暑さを感じるコンディション。何層にも雲が重なるなか、ときおり太陽が雲の切れ間から顔を出し、試合前には東の空にかすかに虹も現れた。試合は予定された18時05分にキックオフされた。

試合の序盤はCITYがボールを保持し、東京23FC江戸川陣内でのプレーが続く。そして10分、美しいパスワークからCITYに先制ゴールが生まれる。



からの楔のパスを

が受けて、相手ディフェンダーを背負ったままボールをキープ。そのままスイッチする形で

にボールが渡る。背番号20の副キャプテンは

とのワンツーで一気に抜け出すと、最後はGKの動きを見ながら優しいボールタッチのシュートを流し込んだ。

この得点がTOKYO CITY F.C.時代を含むクラブ通算400ゴール目というメモリアルゴールとなった。皆さんのスコアラー予想は当たっただろうか?

その後、東京23FC江戸川も徐々にリズムを取り戻していくが、中盤の


が積極的な球際でのディフェンスで相手に思い通りのプレーを許さない。また、GK

や 経験豊富な 

を中心に、ときおり英語もおり混ぜながらピッチ内での意思疎通を図る声が響く。さらに相手の一瞬の隙をついて、縦パスを受ける

が華麗なターンで前を向いてゴールに迫る。

しかし、34分に同点に追いつかれてしまう。エリアの外側からミドルレンジのシュートを決められてしまった。

1-1の同点のままハーフタイムに突入するかに思われた45分、電光石火のカウンターでCITYが勝ち越しに成功する。

セットプレーのセカンドボールを


が拾い、ドリブルでハーフウェーライン付近まで持ち上がる。背番号21のレフティは左サイドを駆け上がっていたもうひとりのレフティ、

にボールを託す。フランス出身のフォワードは相手ディフェンスとの1対1を選択。最後はボール1個分だけ外してシュートを放つと、まさにゴールニア上を「ブチ抜く」ビューティフルゴールを決めた。自身にとってもこれが今季初ゴールになった。

日も沈みかけ、夕焼けの赤と雲でできた影の部分の黒のグラデーションが、「空の王者」こと印象派を代表するフランスの画家、ウジェーヌ・ブーダンの風景画を思わせる。ピッチの照明が選手の影を作り出しはじめた頃、後半がキックオフされた。

後半開始早々、相手にPKを与えてしまうものの、ここはバーに救われる。そして「ピンチの後にチャンスあり」。直後のコーナーキックを副キャプテンがニアサイドで合わせて、この日2ゴール目。CITYのリードを2点に広げた。


51分には、貪欲に勝ち点を奪いにくる相手がCITYゴールの枠内に鋭いシュートを放つものの、ここは


が横っ飛びの素晴らしいセーブでこれ以上の失点を許さなかった。この日の背番号12は完全にゴールに鍵をかけており、何度も素晴らしいセービングでチームを救った。

その後迎えた54分には、新加入の


が前線の

に向けて長めのパスを供給する。18番は再び相手ディフェンダーと勝負すると、今度は中に切り込んで右足でのシュートを放った。ボールは見事にGKの手の先を抜けてゴールネットを揺らした。これでスコアは4-1。

68分にはその


に代えて、Jリーグ・カターレ富山や海外クラブでもプレー経験のある

が投入された。このドリブラーにとっては第5節のアローレ八王子戦以来のリーグ戦のピッチとなった。

81分には早速その


が持ち味を発揮する。ピッチ中央で同じく途中出場の

がインターセプトすると、そのままスピードに乗ったカウンター。ゴール前まで10番が侵入すると、最後は全速力で走り込んだ26番のフォワードにラストパスを送り、フィニッシュまで持ち込んだ。

試合終了が近づき、点差ゆえに勝利はほぼ手中に収めていたCITYだったが、最後の1秒まで手を緩めることはなかった。87分、


が相手の横パスを予測してカットすると、キーパーと1対1の状況になる。キャプテンはフリーだった

へのパスを選択し、副キャプテンは受け取ったパスを難なくゴールに流し込んだ。これで

は見事ハットトリックを達成した。

90分には、


が相手の最終ラインの選手間でボールを受けると、左足でのワンタッチで一気に2人をかわし、浮き球のシュートでゴールを決めた。今シーズン新加入の背番号26にとってはこれが今季初ゴール。ゴール後には自身の名前のイニシャルでもある「T」のゴールパフォーマンスを披露してくれた。

そしてSHIBUYA CITY FCのゴールショーを締めくくったのはキャプテンだった。ゴール前でボールを持つと、今度は自ら相手をかわして迷わず左足を一閃。25番は積極的な仕掛けやボールキープ、そしてダメ押しのゴールという形でこの試合でも大きなインパクトを残した。

前半には押し込まれる時間帯もあったが、終わってみれば7-1の快勝。2019シーズンに東京都1部昇格の座を得失点の差で明け渡した相手に、2年越しの「リベンジ」を達成した。この勝利で勝ち点も24ポイントまで伸ばし、昇格につながるリーグ3位以内の争いに食らいついている。

次戦はお盆の中断期間明け、8月29日(日)に開催予定のCERVEZA FC 東京戦。リーグ終盤戦も皆さまの熱いサポートでチームを後押ししていただきたい。

文・



ハイライト




マッチレビュー

SHIBUYA CITY FCは東京都1部リーグ第14節で東京23FC江戸川と対戦した。


のハットトリックを含む大量7ゴールを奪ったCITYが7-1で相手を退けている。



シリーズのラストマッチとなる第7戦。この一戦に臨むメンバーにはフレッシュな顔ぶれが並んだ。

※8月1日(日)に予定されていたエリース東京FC戦は開催延期

直近の数試合ではアンカー起用が多かった


がこの日は最終ラインに入り、そのアンカーには

が駒澤大学 GIOCO 世田谷戦ぶりに戻ってきた。左のインサイドハーフに目を移すと

が久しぶりの先発入りとなった。そして、ワントップのポジションには第2節以来のスターティングメンバー入りとなった

が構える。

試合前に降った雨の影響で高い湿度を記録しており、非常に蒸し暑さを感じるコンディション。何層にも雲が重なるなか、ときおり太陽が雲の切れ間から顔を出し、試合前には東の空にかすかに虹も現れた。試合は予定された18時05分にキックオフされた。

試合の序盤はCITYがボールを保持し、東京23FC江戸川陣内でのプレーが続く。そして10分、美しいパスワークからCITYに先制ゴールが生まれる。



からの楔のパスを

が受けて、相手ディフェンダーを背負ったままボールをキープ。そのままスイッチする形で

にボールが渡る。背番号20の副キャプテンは

とのワンツーで一気に抜け出すと、最後はGKの動きを見ながら優しいボールタッチのシュートを流し込んだ。

この得点がTOKYO CITY F.C.時代を含むクラブ通算400ゴール目というメモリアルゴールとなった。皆さんのスコアラー予想は当たっただろうか?

その後、東京23FC江戸川も徐々にリズムを取り戻していくが、中盤の


が積極的な球際でのディフェンスで相手に思い通りのプレーを許さない。また、GK

や 経験豊富な 

を中心に、ときおり英語もおり混ぜながらピッチ内での意思疎通を図る声が響く。さらに相手の一瞬の隙をついて、縦パスを受ける

が華麗なターンで前を向いてゴールに迫る。

しかし、34分に同点に追いつかれてしまう。エリアの外側からミドルレンジのシュートを決められてしまった。

1-1の同点のままハーフタイムに突入するかに思われた45分、電光石火のカウンターでCITYが勝ち越しに成功する。

セットプレーのセカンドボールを


が拾い、ドリブルでハーフウェーライン付近まで持ち上がる。背番号21のレフティは左サイドを駆け上がっていたもうひとりのレフティ、

にボールを託す。フランス出身のフォワードは相手ディフェンスとの1対1を選択。最後はボール1個分だけ外してシュートを放つと、まさにゴールニア上を「ブチ抜く」ビューティフルゴールを決めた。自身にとってもこれが今季初ゴールになった。

日も沈みかけ、夕焼けの赤と雲でできた影の部分の黒のグラデーションが、「空の王者」こと印象派を代表するフランスの画家、ウジェーヌ・ブーダンの風景画を思わせる。ピッチの照明が選手の影を作り出しはじめた頃、後半がキックオフされた。

後半開始早々、相手にPKを与えてしまうものの、ここはバーに救われる。そして「ピンチの後にチャンスあり」。直後のコーナーキックを副キャプテンがニアサイドで合わせて、この日2ゴール目。CITYのリードを2点に広げた。


51分には、貪欲に勝ち点を奪いにくる相手がCITYゴールの枠内に鋭いシュートを放つものの、ここは


が横っ飛びの素晴らしいセーブでこれ以上の失点を許さなかった。この日の背番号12は完全にゴールに鍵をかけており、何度も素晴らしいセービングでチームを救った。

その後迎えた54分には、新加入の


が前線の

に向けて長めのパスを供給する。18番は再び相手ディフェンダーと勝負すると、今度は中に切り込んで右足でのシュートを放った。ボールは見事にGKの手の先を抜けてゴールネットを揺らした。これでスコアは4-1。

68分にはその


に代えて、Jリーグ・カターレ富山や海外クラブでもプレー経験のある

が投入された。このドリブラーにとっては第5節のアローレ八王子戦以来のリーグ戦のピッチとなった。

81分には早速その


が持ち味を発揮する。ピッチ中央で同じく途中出場の

がインターセプトすると、そのままスピードに乗ったカウンター。ゴール前まで10番が侵入すると、最後は全速力で走り込んだ26番のフォワードにラストパスを送り、フィニッシュまで持ち込んだ。

試合終了が近づき、点差ゆえに勝利はほぼ手中に収めていたCITYだったが、最後の1秒まで手を緩めることはなかった。87分、


が相手の横パスを予測してカットすると、キーパーと1対1の状況になる。キャプテンはフリーだった

へのパスを選択し、副キャプテンは受け取ったパスを難なくゴールに流し込んだ。これで

は見事ハットトリックを達成した。

90分には、


が相手の最終ラインの選手間でボールを受けると、左足でのワンタッチで一気に2人をかわし、浮き球のシュートでゴールを決めた。今シーズン新加入の背番号26にとってはこれが今季初ゴール。ゴール後には自身の名前のイニシャルでもある「T」のゴールパフォーマンスを披露してくれた。

そしてSHIBUYA CITY FCのゴールショーを締めくくったのはキャプテンだった。ゴール前でボールを持つと、今度は自ら相手をかわして迷わず左足を一閃。25番は積極的な仕掛けやボールキープ、そしてダメ押しのゴールという形でこの試合でも大きなインパクトを残した。

前半には押し込まれる時間帯もあったが、終わってみれば7-1の快勝。2019シーズンに東京都1部昇格の座を得失点の差で明け渡した相手に、2年越しの「リベンジ」を達成した。この勝利で勝ち点も24ポイントまで伸ばし、昇格につながるリーグ3位以内の争いに食らいついている。

次戦はお盆の中断期間明け、8月29日(日)に開催予定のCERVEZA FC 東京戦。リーグ終盤戦も皆さまの熱いサポートでチームを後押ししていただきたい。

文・