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「ワクワク」を求めて現役復帰を果たした兼業フットボーラー【Match Day Spotlight #04】

2021年4月24日

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「ボールに触れる機会が少なかったのでフラストレーションが溜まったし、まだ頭で思うほど身体が動いてくれない」

第3節のHosei Football Labとの試合で実に2年ぶりに現役復帰でスタメン出場を果たした男は、自身のピークの姿を知っているからこそ、ただただ悔しそうだった。

 しかし、コンディションは確実に上向いているはずだ。クラブの


でも取り上げられた通り、現役復帰に向けて本格的な肉体改造を行っている最中だからだ。

「トレーニングを始めたときに比べて体重が7キロ減ったし、練習も毎回参加できていて、食事もケアするようになり、大分動けるようになってきました。ただ、クラブの仕事をしていると、試合のあとのリカバリーやケアがなかなかできないので疲れが溜まります。でも、やりがいはあります」

 サッカーだけを仕事にするのではなく、今はクラブのスポンサーセールスをしながらプレーしているからこそ、コンディションの維持が難しくなることもあるが、それでもこの道を選んだのは、自身の


でも語っている通り、家族のためでもあるが、「ワクワク」を感じるためでもあった。


「前職でも営業をしていて、最初は慣れない仕事に苦労をしましたが、やっていく内にできることが当たり前となっていって、刺激が足りなくなっていました。そして、CITYでなら仕事もサッカーも「ワクワク」しながらできることに魅力を感じ、復帰したのも理由の一つです」

 今のチームがピッチ上でやろうとしていることは難しい、と鈴木は言うが、オフザピッチの仕事も「5万円のスポンサーメニューを売るのですら難しい」と実感している。

「どちらかというと商品を売るというよりは、クラブのビジョンに共感して、応援してもらうことを如何にするかを考えないといけない。自分はそれをピッチ内外でやらなければいけないのでワクワクします」


 「兼業フットボーラー」として自身の価値を最大限発揮し、今シーズンはチーム内で一番得点に絡む選手になりたい、という個人目標を掲げる。しかし、今シーズンは怪我で出遅れて、先日のホームゲームに出場したのみ。これから更にコンディションが上がっていくことを考えると、大いに期待ができるのではないだろうか。

「次節は出身校のOBから成り立ってるチームなので、絶対に負けたくないです。相手の情報はある程度聞いていますが、それにつられず、自分たちは軸をずらさずセカンドボールを拾ったあとにしっかりと繋いでゴールに向かって行きたいです。この試合に勝って、最終的に昇格に必要なトーナメントに出場する権利が、どんな形でも得られるといいと思っています。

 ピッチ内外で、役割が違えど、高い「ノルマ」を掲げる男の復活劇に、これからも目を離さないでほしい。

鈴木 崇文 選手のプロフィールは


Editor :



東京都1部リーグ第4節

■開催日時 4月25日(日)16:50キックオフ

■対戦相手 東京蹴球団

■会場 非公開 ■SHIBUYA CITY FC 「渋谷から世界で最もワクワクするフットボールクラブをつくる」というコンセプトの都市型フットボールクラブ。 「Football for good ~ワクワクし続ける渋谷をフットボールで~」というビジョンを掲げ、渋谷の街全体をスタジアムと見立て、365日、フットボールを軸に渋谷に関わる人々や企業・組織と共創したコンテンツが楽しめる姿を目指している。 2014年に発足したTOKYO CITY F.C.が前身となり、2021シーズンよりクラブ名称を「SHIBUYA CITY FC」に変更。

■本件に関するお問い合わせ SHIBUYA CITY FC / 株式会社PLAYNEW 担当:土海 Mail:info@scfc.jp

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