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「社会人サッカー」から学び、選手と人間として成長できた中盤の要【Match Day Spotlight #06】

2021年5月16日

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 今シーズン、クラブで3シーズン目、「社会人サッカー選手」としては6シーズン目を迎える男に、仕事をしながらサッカーを続ける理由を聞いてみた。

「ドイツから戻ってきた後に、Jリーグクラブの練習に参加せてもらった時、到底J1のトップの選手と競えるようになるとは思えなかったんです。

その時点でプロは目指すのはやめました。諦めた、と言われればそこまでかもしれないですが、逆に社会人として新しい軸を作って、より成長していきたいと思いましたね。

 今でもサッカーを続けるのは、サッカーを通してしか会えない人と会えたり、そういう人たちから学ぶことが多いからですね。それと、社会人をしながらサッカーをしていると、時間に制限ができることで、時間の使い方を工夫するようになる。そのあたりは仕事でも活きてきたりしますね」


 そして、ピッチ上で見せる、冷静かつ余裕を持ったプレーに関しても、社会人サッカーで出会ったチームメイトの言葉が影響していることを教えてくれた。

「ユナイテッド(東京ユナイテッドFC)にいた時に佐々木竜太選手(現・南葛SC)に『ノムのメンタルは全然駄目』と言われたのがきっかけで、自分を見直すようになりましたね。いい選手は、良い時も悪い時も、メンタルをコントロールして、どんな場面でも最高のプレーを発揮できる、と言われ、そこで一気に人間として成長できた気がします」

 今シーズンにおいてはチームの中でも上から数えた方が早い年齢になり、自身が当時教えてもらえた様に、チーム内の若手や大学生へ経験や知恵を伝えていくことに興味を持っているという。

「若い選手は戦術に忠実になりすぎてしまって、自分の特長や良さを出せないこともあるので、トレーニングマッチのような場でたくさんチャレンジして、本番に臨めるようになってほしいと思ってます」

 また、「チームメイト以外にも、大学生に対しては、今後、自分の学んだことをSNSなどを通してどんどん伝えていきたいし、先日の


の様に、接点も作っていきたいですね。クラブ自体に対しても、サッカー以外の活動において非常に期待しています」とも語り、サッカー漬けであまり外の世界に触れることのできない後輩部活生などの手助けもしたい考えを示してくれた。


 最後に、今後の試合に向けての考えも聞いてみた。

「先日の逆転負けはピッチ上でも想定外でしたね。2−0になった時点で勝てる、と思ってたけど、戦い方が徹底できず、相手の勢いに呑まれてしまった、という感じで。今後につなげるためにも、個人的にももっとリーダーシップを発揮して、チームをどんな時でも落ち着かせられる存在でありたいと思っていますね」

 「ベテラン」というには年齢的にも早いかもしれないが、負けられないチームをこの経験豊富な中盤の要が、どのように引っ張っていくか、注目だ。

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東京都1部リーグ第6節

■開催日時 5月16日(日)16:00キックオフ

■対戦相手 早稲田大学ア式蹴球部FC

■会場 非公開 ■SHIBUYA CITY FC 「渋谷から世界で最もワクワクするフットボールクラブをつくる」というコンセプトの都市型フットボールクラブ。 「Football for good ~ワクワクし続ける渋谷をフットボールで~」というビジョンを掲げ、渋谷の街全体をスタジアムと見立て、365日、フットボールを軸に渋谷に関わる人々や企業・組織と共創したコンテンツが楽しめる姿を目指している。 2014年に発足したTOKYO CITY F.C.が前身となり、2021シーズンよりクラブ名称を「SHIBUYA CITY FC」に変更。

■本件に関するお問い合わせ SHIBUYA CITY FC / 株式会社PLAYNEW 担当:土海 お問い合わせは



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