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常に冷静さを保つ守備のスペシャリスト【Match Day Spotlight #13】

2021年8月7日

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「今のチームは新しい選手が多いので、チーム作りに時間がかかるのは当たり前」と、百戦錬磨のベテランは語る。「でも、試合をこなすごとに成熟度は上がっているし、チームも良い状態になっている。連戦前の中断期間でチームがよくなったと多くの選手が話しているみたいだが、それはピッチ上のこともあると思うが、選手一人一人がCITYでプレーする意義をより考えるようになったから、ということもある」とも語る。

国内外でカテゴリーの異なる様々なクラブでプレーしてきた彼が、なぜCITYでプレーし続けるのか。



「自分がいろんな所へ行って、成長できたのは、全てサッカーがあったから、ということは理解しています。そんな自分が恩恵を受けてきたことに対して恩返しをしたい、という気持ちでプレーしています。海外では特にですが、様々な価値観やバックグラウンドを持つ選手が一緒にプレーをするなかで、互いにそれを尊重することが好きでしたし、渋谷という街はまさにそういったことが日々起きている場所だと思いますし、そういったものをもっと広められればな、と考えています。そして、僕たちが試合に勝っていくことで、それがより一層広められることができると信じています」

経験で恩返しするのは、チーム内でも同じのようだ。

「場面場面で、若い選手たちには自分の過去の経験やプレーをもとにアドバイスをあげることがあります。それで彼らが成長するのは嬉しいですし、期待は大きいです。指導することに興味はありますし、スキル的なことや戦術的な部分はどんどん伝えていければ、と思います」

そして、ここ2シーズン、チームのバックラインやアンカーとしてほぼフル稼働できる要因も聞いてみると、またも冷静な返答が返ってきた。

「疲労感はさほどないですね。連戦からアンカーをやるようになってきましたが、走行距離もデータで1試合11キロ程度になりましたが、試合終了時にもまだまだ動けると感じています。(SHIBUYA CITY FCではcatapult社のGPSデバイスを用いてトラッキングデータを取得)。個人的にも大学の頃から自己管理は気をつけているし、自分の身体のことはわかっているつもりなので、どうやったら疲れが溜まらないかがわかってきています。特にこのカテゴリーで過ごしているここ5年間程度が大きいですし、今の練習環境も助けになっています」 ※2017シーズンはCriacao Shinjuku、2018-2019シーズンは南葛SCでプレー

今シーズンからCITYは午前中にトレーニングを行っているが、これによるメリットは圧倒的に多いという。

「午前中にトレーニングをすることでポジティブに働く要素は多くあります。サッカー以外で仕事をしている選手にとっては、夜のトレーニングとなると、夕食を食べる時間もあまりないですし、トレーニング後に食べてしまうと、消化や睡眠のリズムが崩れてしまうからです。今のリズムがあるから、今シーズンは調子が良いというのもあると思います」

そして、今後のチームに関しては「絶対に1試合も落とせないし、全て勝ちきらないといけません。攻撃のコンビネーションやフィニッシュワークはトレーニングの成果もあってよくなってきているので、僕としては攻撃の最初の配球や守備面、守りや全体の勝利に貢献出来ればと思います」と決意を述べた。

若くて勢いのあるCITYの中でも、常に冷静さを保つ守備のスペシャリストの経験は、昇格を目指すチームにとって欠かせない存在だ。

柴村 直弥 選手 のプロフィールは


Editor :



東京都1部リーグ第14節

■開催日時 8月8日(日)18:05キックオフ

■対戦相手 東京23FC江戸川

■会場 非公開 ※緊急事態宣言下でのリーグ戦開催のため、本試合は無観客試合で行われます。

■ライブ配信



■Player! テキスト速報


■SHIBUYA CITY FC 「渋谷から世界で最もワクワクするフットボールクラブをつくる」というコンセプトの都市型フットボールクラブ。 「Football for good ~ワクワクし続ける渋谷をフットボールで~」というビジョンを掲げ、渋谷の街全体をスタジアムと見立て、365日、フットボールを軸に渋谷に関わる人々や企業・組織と共創したコンテンツが楽しめる姿を目指している。 2014年に発足したTOKYO CITY F.C.が前身となり、2021シーズンよりクラブ名称を「SHIBUYA CITY FC」に変更。

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