プレーと行動でチームを引っ張る、チームの絶対的な大黒柱【Match Day Spotlight #18】
2021年10月9日
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チームが今シーズン掲げていた関東リーグ昇格への挑戦権は、シーズンの最後の一戦を迎える前に消えてしまった。東京都2部から昇格し、最短で次のステージへのチャレンジを試みたシーズンは、3シーズン目を迎えたベテランプレーヤーにどう映ったのか。
「クラブ名もTOKYOからSHIBUYAに変えて、スタンスをガラリと変えましたけど、このような転換期はいずれ訪れることだったと思います。監督も新たに加え、自分たちのスタイルを確立していくことに重点を置くようになったので、苦戦した部分はもちろんあります。
シーズンが進むにつれ、そのスタイルが少しは確立してきたと思いますが、相手に限らず同じことをしていくこと、というところまではまだ行き着いていないと感じます。
1部に上がり、対戦相手を見て思ったのは、良くも悪くもキャラクターが表れているチームが多いということ。僕たちのキャラクターはまだ完成していない感じですね」
シーズン序盤はなかなか得点が取れない試合や、逆転負けを喫する試合もあった中、何が上手くいったのか。
「何回もトレーニングで練習していた形を、試合でも発揮させて、そこから点が取れたのは良かったと思います。あとは勢いというか、ノせたら止められないような感覚はチーム全体としてでたのかな、と。
あとはそれを繰り返し試合で出せたり、自分たちでそのスイッチの入れ方がわかれば、更に良くなっていくと考えています」
また、今シーズンはポジションをサイドバックに固定されたことについて
「ディフェンスラインの約束事を徹底させることができたと思うし、チームの完成度を高める意味でも良かったと思います。ボランチの方がたくさんボールを触れたり、決定的な仕事ができるけど、周りに指示を的確に出す暇がなくなってしまう部分もあるので、今シーズンサイドバックでプレーできたことは、良かったと考えてます」と自身の役割について総評する。
翻って、ピッチ外での役割に関しても「今までも年上の選手として若手から聞かれることが多かったですが、今年は特に新卒の選手も多かったこともあり、教え方が若干変わったのかな、と思います。彼らは今までCITYにいた選手たちのようにプロや社会人の経験がないし、自分のキャラクターが確立されていない選手が多いので、教え方を少し工夫しました」と例年より教えることが難しくなったことも語ってくれた。
そして、今シーズンも残すところ、1試合となってしまった。昇格の可能性がなくなった最終節はどのように臨むのか。
「既にメンバーはみんな切り替えているし、最後は全力を出して戦い切ることを考えています。今シーズンもクラブやチームを支えてくださった方々のためにも、勝利を飾りたいですし、来シーズンに向けての第一歩にもなると思います」
気が早いかもしれないが、そんな来シーズンにはどんなことを期待しているのか。
「今シーズンの体制で続けて、完成度を高めて行きたいですね。欲を言えば、見ている方、ファンや選手一人ひとり、誰もが、CITYのサッカーのスタイルや特徴をちゃんと答えられるようにしたいというのが思いとしては強くあります。そこにフォーカスしたいですね。
2シーズン前にチームに加わった頃のイメージから、たぶん達成できていることは半分くらいだと思います。上手くいったこともあれば、なかなかそうならなかったことも。ただ、今クラブやチームでやろうとしていることは複雑だし、チャレンジングです。そんな環境だからこそ、楽しいし、ずっと続けていられる気がします」
日本サッカーの頂点に立ったことのあるチームの大黒柱は、今後CITYが成長し、成功を掴むために、なくなてはならない存在であることは、間違いない。
阿部 翔平 選手 のプロフィールは
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東京都1部リーグ第16節(延期分)
■開催日時 10月10日(日)13:00キックオフ
■対戦相手 明治学院スカーレット
■会場
■ライブ配信
■Player! テキスト速報
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SHIBUYA CITY FC / 株式会社PLAYNEW
担当:土海
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