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【MyCITY限定記事】昇格決定の舞台裏

2024年12月31日

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MyCITY

MyCITY会員の皆様、こんにちは!SHIBUYA CITY FCスタッフの畑間です。

クラブ創設10周年の今年、ついに関東リーグへの昇格を果たすことができました。 これもひとえにMyCITY会員の皆様をはじめとする多くの方々のサポートのおかげです。改めて、心より感謝申し上げます。

さて、今回は会員限定記事として、昇格トーナメントの裏側をお伝えできればと思います。


昇格を信じて臨んだトーナメント。その舞台裏では、様々な準備をしていました。


 

チームのテーマソングが決まった、モチベーションムービー制作


関東昇格トーナメントの壁に阻まれること2回。

「今年こそは」「3度目の正直で」・・・

私たちスタッフが口で言うのは簡単ですが、最前線でそのプレッシャーを受けるのは選手たちです。

少しでも彼らの後押しをするため、試合前のミーティングで選手たちに見せるモチベーションムービーを決勝を除く3試合分、制作しました。(なぜ決勝がなかったのかは後述します。)


過去2年は1回戦の前のみの1本しかモチベーションムービーを制作しておらず、今回は各試合でテーマを持ってモチベーションムービーを作ることになりました。


そして、クリエイティブの全てを監督するデザイナーの田口、チームを一番近くで見てきたチームマネージャーの北川、クラブのなんでも屋酒井、そしてCITYで一番音楽を聞いている(偏りあり)と言っても過言ではないわたくし畑間の4名のLINEグループ「モチベーションビデオ班」が秘密裏に結成されました。



⚫︎1回戦 vs ザスパ草津チャレンジャーズ

まずは動画をご覧ください。


※一般公開している動画ではないため、動画のSNS等への転載はご遠慮ください


1回戦、とにかくチームに勢いをつけたいというテーマでモチベーションムービーの構成を決めていきます。

2024シーズンのゴールシーンやビッグセーブ、熱いプレーをセレクトしつつ、ロッカールーム内や円陣での選手の熱い気持ちが伝わるシーンを冒頭に。

「俺たちはチャレンジャー。まだ何も成し遂げてない」というメッセージと共に1回戦という独特の雰囲気からくる選手たちの緊張を少しでも良い方向に和らげられるようコンパクトにまとめています。




⚫︎2回戦 vs 山梨学院大学ペガサス

まずは動画をご覧ください。


※一般公開している動画ではないため、動画のSNS等への転載はご遠慮ください


4得点の快勝発進となった関東昇格トーナメント。2回戦の我々ビデオ班のテーマは「油断せず、2回戦を乗り越え、昨シーズンの舞台・準決勝に帰ってくること」。

1回戦では使用しなかった昨シーズンのトーナメント敗戦の動画からスタートさせ、BGMとなった「情熱のうた」の歌詞と今シーズンの練習映像をリンクさせていきます。昨年の悔しさをここで改めて動画で見せ、選手たちが奮い立つことを期待していました。


そして、ここからがビデオ班の真骨頂。1回戦の映像を爆速で切り取り、後半に差し込みます。インターンスタッフのスペックの高いPCを借り、マネージャーの北川がモチベーションムービーを流す2回戦前日夜のミーティングが始まる直前まで編集し、完成したのです。

そして、この動画に使われたカラーボトル「情熱のうた」は準決勝・決勝までの約2週間で瞬く間に選手たちの間でテーマソングとなり、ジムのトレーニングや普段の生活で流されるようになったそうです。


⚫︎準決勝 vs FIFTYCLUB

まずは動画をご覧ください。


※一般公開している動画ではないため、動画のSNS等への転載はご遠慮ください


昨年越えられなかった、準決勝の壁。その壁を乗り越えるために、3本目は「ど定番」のテイストでモチベーションムービーを制作することに。

パートナー・スポンサーの皆様や選手のご家族、普段練習をしている渋谷区スポーツセンターのスタッフ、今夏タイに移籍した宮崎幾笑選手からもメッセージをもらいました。

クラブや選手たちをいつも近くで支え、そして応援してくださる方々のメッセージが選手たちの心に響き、あの準決勝の勝利に繋がったことは言うまでもありません。


⚫︎決勝 vs EDO ALL UNITED

勝てば昇格。一番大事な試合前のミーティングにモチベーションムービーは必要ありませんでした。

INSIDE CAMをご覧になっている方々はご存知かと思いますが、三原雅俊選手が試合当日の最後のミーティングで決勝の舞台を最後に現役を引退することを選手たちの前で打ち明け、選手たちの想いがひとつになり、歓喜の瞬間を迎えたのです。


振り返ると、1回戦から決勝まで、ハマりにハマったモチベーションムービー作戦だったと思います。

 

歓喜の瞬間を思い描いて


原則、決勝に進出した2チームが昇格決定となる今大会。

しかし、今年は関東のJFLチームが関東1部リーグに降格してくる可能性があり、その影響が玉突き的にトーナメントにも及ぶため、決勝で敗れたチームはその日に昇格が決定しないという状況となりました。

ただ、決勝で勝てば無条件で昇格が決定します。


リーグ戦で唯一黒星を喫したライバル・EDO ALL UNITEDにリベンジし、優勝

そして、サポーターの皆さんとその場で共に悲願の昇格達成を喜び合う――

できすぎたシチュエーションですが、私たちは明確にその様子を思い描いていました。


⚫︎圧倒的ホームの雰囲気作り

準決勝と決勝の舞台は日産フィールド小机。社員ミーティングでGoogle Mapで上空から会場を見てみると、明らかにスタンド(観客席)とフィールドの距離が遠いことが発覚しました。

それであれば、スタンドから逆側の陸上トラックにクラブを応援する人たちを集めて少しでも近い距離で選手たちを鼓舞することで昇格の力になればと、クラブからのアナウンスは全て陸上トラックでの応援を促すようにしました。

さらに、応援マフラーも制作し、ファン・サポーターの一体感を高めます。

まだまだJクラブのような大応援団とまではいきませんが、この準決勝・決勝に進出した4クラブの中でも突出して陸上トラックを埋めていたのが渋谷のファン・サポーターの皆様でした。

スタンドからの方が絶対にサッカーはよく見れたはずですが、力をお貸しいただいた皆様に本当に感謝しています。


⚫︎昇格クリエイティブやTシャツ、ボードの準備

昇格した瞬間に、すぐにHPやSNSで昇格したことをお伝えできるように、昇格クリエイティブの準備が必要です。

田口がディレクションし、さまざまなフットボールクリエイティブを手がけているケイゴさんが制作しました。



選手たちが試合終了直後に来ていた昇格記念Tシャツももちろん準備が必要です。

クリエイティブが完成してから超特急で、パートナーの丸一様にTシャツの制作を依頼し、とんでもない短納期でTシャツが完成しました。

そして、選手たちが記念撮影で使用していた昇格ボード。実は、昨年も用意していたものをオフィスで1年間眠らせていたものでした。

試合終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間、ベンチと反対側にいた私はTシャツとボードとチームの車からピックアップし、ベンチまで全力疾走。ピッチ上の選手たちに配るという役割で昇格して大泣きするはずが、全力疾走の疲労で出るはずの涙もそこまで出ないという不思議な経験となりました笑



 

昇格の舞台裏ということで限定記事を書かせていただきましたが、昇格をその手で掴んだのはピッチ上で戦い、ゴールを奪い、勝利した選手たち、そしてクラブを支えてくださるファン・サポーター、パートナー・スポンサーの皆様自身です。


2025シーズンからはその戦いの舞台を関東2部リーグに移し、この歓喜の瞬間を再び味わうための1年間がスタートします。

ぜひ、新たな舞台で躍動するチーム・選手を試合で応援いただきつつ、MyCITYのようなコンテンツでクラブの裏側も知っていただけると大変嬉しいです。


ここまでお読みいただきありがとうございました!

試合に密着したINSIDE CAMも公式YouTubeにて公開中ですので、ぜひご覧ください!

末長く、SHIBUYA CITY FCの応援をよろしくお願いいたします!


SHIBUYA CITY FC

自称モチベーションムービー音楽担当

畑間 直英




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