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リモートワークから生まれたタスク管理ツール「Remonade」 - SCRAMBLE TALK #01 株式会社Queue 後編

2020年4月14日

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TOKYO CITY F.C.はたくさんのパートナーの皆さまに支えられています。クラブが掲げる「Football for good “ワクワクし続ける渋谷をフットボールで”」、を実現するために、これらのパートナーの協力は不可欠です。

そこで、本企画「SCRAMBLE TALK」では、どのよう様な想いで各社がTOKYO CITY F.C.のチャレンジに参画したかをお伝えしていきます。

記念すべき第1弾は、クラブチームのオフィシャルトップパートナーで、全てのアイデアが報われる社会を目指す、株式会社Queueさん。前編では、取締役副社長/CCOである三橋啓多さんにCITYとパートナーシップを組む意図について語っていただきましたが、後編はリモートワークから生まれたタスク管理ツール「


」について語っていただきました。

前編はこちら:



聞き手:斎藤兼(TOKYO CITY F.C. パートナーシップ担当)

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元々は社内ツールとして活用

斎藤 Queueでは現在タスク管理ツールの「


」を1か月無償で提供されていますが、そもそもサービス自体はどのような経緯でスタートさせてのでしょうか?

三橋 元々、我々はエンジニアも多いのでリモートワークが会社のカルチャーとして根付いていたのですが、可視化という点で課題を感じていました。物事がうまく行っている時はいいんですが、サービスや開発に問題があった際に疑心暗鬼になることがあったので、そういった面でほしかったものを機能にした、という感じですね。

実はサービス自体は社内的に1年ほど使っており、昨年(2019年)の夏にHR系のテックカンファレンスでショーケースした際に結構反応がよくて。更に展示会でも出してみたら、またニーズがあったため、今年の1月にリリースをすることにしました。

ただ、そんな最中に新型コロナウィルスが流行し始め、多くの企業もリモートワークを推奨するようになっていたため、1か月無償提供も開始することにしました。


ポストイットのように使えるタスク管理

斎藤 CITYでも3週間ほど使わせて頂いているのですが、一つ気になったのが、毎日のタスク管理が「書き捨て」という点でした。こうした理由は何かあったのでしょうか?

三橋 はい。中長期のタスク管理はすでに「Trello」などのサービスでみなさん活用されていますが、我々は


でもっとリアルタイムに、「今みんなどんな感じなの?」という観点で見たかったんですね。そういう意味で、書き捨てサービスの方がハードルが下がり、ポストイットのようなイメージで使っていただければと思っています。

ポストイットでもデスクなどに、ずっと同じポストイットが残っていると萎えてしまう部分もあると思うので、日々のタスクを積み重ねたものをデータとして管理できればいいのでは、と感じました。


斎藤 なるほど。前日のタスクがコピーできない仕様はそのような理由なんですね。

三橋 そうですね。ただ、今後は繰り返しタスクを追加できるようにする予定です。

また、サービス自体、マネージャーが使って生産性を管理するものではなく、あくまで主語は個人です。なので、自分で振り返って内省的に評価したり、モチベーションを保てるようにできるようになれば、と思っています。


原価計算も可能。ゆくゆくはデータを活用して評価や採用も。

斎藤 貴社内では毎日活用して、データを見ているんですか?

三橋 はい、見ています。例えば面談をする際などですね。弊社では多くのプロジェクトが同時に走っていて、メンバーが全員何かしらを掛け持ちしているため、原価計算ができるんですよね。

斎藤 確かにそうですね。メンバー自身も評価に使われるということが分かれば、記入も積極的にしますよね。

三橋 そうですね。将来の話ですけど、こういったデータを転職の際などに使えたらいいな、と思います。特に海外のメンバーを採用したい時に、その人が遠隔で働くことに対して、どのような評価がされてきたのか、どのようにタスクを分担していたか、という情報が見られると、より有効なサービスになると思います。

斎藤 それでも、ある程度の使い分けができるようになっているソフトだな、と感じています。例えば、アドミン権限を持っていれば他のメンバーのデータを見ることができるけど、メンバー同士だとそれができないなど。

三橋 はい、そこのバランスはやはり難しいですね。監視ツールにはしたくないんです。入力するのはあくまでもメンバーで、活用してもらうのは人事や総務の方々になってくると思います。

Queueの中ではメンバー同士でタスクを見て、「この間頼んだことが入ってないじゃん」というのを確認するために使っていたりもしますね。人のタスクも書き込みたくなるんですが、そこまでやってしまうとやりすぎかな、と(笑)。ただ、データもある程度はアドミン権限を持っていなくてもメンバー同士で見れるようにはしていく予定です。



Remonadeの有効活用で変わった「会わないとできないこと」

斎藤 先程からお話に出ている機能の追加は、使わせて頂いている期間中も何回か目にしているのですが、どれくらいの頻度でアップデートはされているんですか?

三橋 週1回のペースでアップデートはかけていますね。


は本当に可能性が無限にあるので、引き続きこれくらいのペースで何かしらの更新はかかっていくと思います。

斎藤 貴社の様に評価材料として活用する、ということができればメンバーも積極的にサービスを活用していくと思うのですが、CITYの様に使い始めたばかりのところはやはり全員に使用させたり、それを習慣づけるのが難しいと感じています。その点はどう解消できると思われますか?

三橋 単純に、「明日これやろう」と思う時に使うツールになればいいと思っています。寝る前などふとした時間に記入できるようなツールにしたいですね。最近スマホで使用できるウェブアプリをリリースしたのですが、こうなることでだいぶ使い方が変わってくると思います。

斎藤 色々とお話をお聞きしていると、


もありフレキシブルな文化も根付いているのであまりないかもしれませんが、今回の新型コロナウィルスの影響を受けた部分はありますか?

三橋 はい、おっしゃるとおりあまり無いのですが、海外出張や商談が減りましたね。あとは先週在宅期間を設けたりしましたが、どのような状況においても弊社は業務が滞ることはないですし、生産性に変化は見られないですね。

斎藤 今回のコロナウィルスの影響で多くの企業がリモートワークを導入するなどしていますが、それでも対面で会って仕事をすることは大事だと私は思っています。そのあたりのメリットについてはどの様にお考えですか?

三橋 色々あると思いますが、例えば


を作ってからミーティングの仕方が変わりました。今までは進捗報告も定例で行っていたのですが、それはドキュメントに記載して共有すればできるだろう、と。そこで会って話すことのメリットを立ち止まって考えた後からは、対面では基本的にフリーテーマでディスカッションをするようになりました。その他の会議体でやっていたものは全てオンラインに移行しました。

各社色々な考えがあると思いますが、「会えないとできないこと」について考えるのは重要だと思っています。週1で開催している定例では業務的なことはあまり話さず、お互いのことを知れるようなことにフォーカスしています。意見を言い合うことで、世の中で起きていることに対して、それぞれのメンバーがどう思っているかを理解したり、目線を合わせることが大事だと感じています。

斎藤 それでは、今後の


の展開を教えていただけますか?

三橋 我々としては「リモートが正義」だとは思っていなくて、その選択肢があることが重要だと思っています。それを作るためのツールとして


は機能してほしいですね。今後、少子高齢化などで親の介護をしながら仕事をしなければならない人も増えるでしょうし、結婚して地方に行かないといけないかも知れない。そういった時に、各社その状況に対応できないといけないし、それができないと優秀な人材が採れなくなってしまう場合もあると思います。

Queueなどのスタートアップも人材獲得は課題の一つでもあるので、そういった会社側が社員に合わせるような新しい関係を作っていき、


が他社にとってもそのきっかけになってもらえればと思います。

<Remonade>

Remonadeは、テレワーク・在宅ワーク対応のパフォーマンス可視化・チームマネジメントツールです。ブラウザ上のバーチャルワークスペースでチームのパフォーマンスをリアルタイムに可視化します。 新型コロナウイルスの感染の拡大に伴い、事態の収束の見込みが得られるまでの期間、全ご利用者様の無料期間を延長し、実質無償でサービスを提供いたします。



<共に高みを目指すパートナーを募集しています>

SHIBUYA CITY FCでは、「Football for good “ワクワクし続ける渋谷をフットボールで”」というビジョンを実現するべく、共に成長し、未来を育んでいくパートナーを個人様・法人様問わず募集しています。限定のパーティーやイベントへの招待をはじめ、様々な特典をご用意しておりますので、ご興味をお持ちの方は


からお気軽にお問い合わせください。


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