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ARのチカラで代々木とスポーツへの貢献を目指すIT企業

2021年7月8日

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SHIBUYA CITY FCはたくさんのパートナーの皆さまに支えられています。 クラブが掲げる「Football for good “ワクワクし続ける渋谷をフットボールで”」を実現 するために、これらのパートナーの協力は不可欠です。 そこで、本企画「SCRAMBLE TALK」では、どのような想いで各社がSHIBUYA CITY FCのチャレンジに参画したかをお伝えしていいきます。 今回取材を行ったのは、今シーズンよりクラブのTEAM CITYのスポンサーになってい ただいた、株式会社palanさん。BtoBモデルのビジネスを行っているため、あまり名前 を聞くことはありませんが、どのようなことをされていて、CITYにはどんな期待をし ているのかなどを代表取締役の齋藤様と今年4月から新卒で営業担当として入社された 浅間様にお伺いしました。



聞き手:


(SHIBUYA CITY FC パートナーシップ担当)

ユーザーにとって使いやすいARとは

斎藤(以下、SCFC斎藤) 本日はよろしくお願いします。早速ですが、簡単に会社概要を教えてください。

齋藤(以下、palan齋藤) 弊社は2016年11月に創業したベンチャーで、渋谷区の代々木にオフィスを構えております。DX支援の事業と、AR/VRを行うXR事業の2つの事業を行なっております。社員は業務委託などを含むと50名ほどですが、エンジニアとデザイナーで約8割を占めています。DX支援事業では、企業様がデジタル化をしたり、新しいシステムを作っていくための支援を行っていたり、支援ツールを開発したりしています。XR事業ではARに力を入れており、特にウェブブラウザだけで使えるARツールを開発しています。今後ARが世の中に広まっていくことを見据えている中で、その基盤となるようなインフラを作り、ARが生活に溶け込むような世界を実現するための事業を行っています。

SCFC斎藤 ARに可能性を感じて会社を設立された、ということでしたが、他にきっかけはありましたか。

palan齋藤 私自身、元々テクノロジーに関わる仕事に関わっていましたが、ワクワクする未来を自分たちの力で作っていけないかと思ったのが一つのきっかけです。また、個人的な経験から、人を大事にする会社を作っていかなければいけないという使命感があったのも理由の一つとして挙げられます。

SCFC斎藤 浅間さんはどうして新卒としてpalanに入社されようと思ったのでしょうか。

浅間 ワクワクするような事業内容と、知らないことを知れる環境に魅力を感じてXR事業部の営業として入社しました。palanのARの取り組みは業種業界の垣根を越えて非常に多様でして、どれもワクワクを感じるようなものばかりです。そして、社内にはエンジニアやデザイナー、3Dモデラーがいる上、クリエイターとの距離が近いため貴重な作業工程を知ることができ、「こんなこともできるんだ!」と新しい発見に満ち溢れた刺激のある日々を送っています。

SCFC斎藤 ちなみに、先程挙がっていた2つの事業の比率はどのようなバランスになっていますか。

palan齋藤 DX支援事業とXR事業で大体半々くらいの割合です。

SCFC斎藤 そうなんですね。ARのイメージが強いのですが、palanさんのARサービスはどのような点が特長なのでしょうか。

palan齋藤 2017年にこの事業を始めた際、ARというと「Pokemon GO」など、アプリを使うものがほとんどでした。ただ、外で新しくアプリをインストールするのはハードルが高いため、このままだと一般の方にARが広まる時代が来ないのでは、と思うようになりました。その中で、ウェブブラウザでもARが技術的に実現できるということが分かったため、おそらく国内初のタイミングでこの領域に事業参入しました。そこから、ウェブのARに特化してサービスをいくつか作ってきたので、ウェブブラウザベースのARを開拓してきたところが他社さんとは一番違う点だと考えていますし、技術検証をしてきながら、事例をたくさん作れているところは強みだと思います。

SCFC斎藤 実際には、ウェブブラウザ用にARを開発するほうがアプリより難しいのでしょうか。

palan齋藤 そうですね、難しさでいうと、ウェブの方が制限があるため難しいと思っています。アプリだと、もともと提供されている機能にARを乗せるイメージですが、ウェブはそういったものが無いところに技術を乗せるので、その点では難しいですね。

SCFC斎藤 聞いているだけでも難しそうですが、そのような技術的な観点で、特許など持たれているんですか。

palan齋藤 今取ろうとしている特許があるのですが、1枚の画像から3Dデータを作って、そこから実寸代の大きさのARを作る技術となっています。 

SCFC斎藤 大変興味深いですし、ワクワクしますね。加えて、ARのサービスに関しては、消費者にとってどのような価値を提供できるのでしょうか。

palan齋藤 ユーザーとしては手軽さや「近さ」が一番大きいかと思います。その上で、やはりARでいうと、目の前のバーチャル空間にモノを出すだけで終わることが多いのですが、私達としてはインタラクティブ性を提供して、付加価値を提供したいと考えています。例えば、タップしたら何か起こったり、写真を撮ったらすぐにシェアできたり、単純に出すだけではないAR、という点を重視しています。

浅間 palanが「AR時代のインフラを創る」という目標を掲げているように、どこでも誰でも手軽にARを体験できるようなサービスを提供しています。家にいながらでも楽しめるコンテンツの需要が増えている昨今、世代・場所を問わず簡単に体験できるARに可能性をとても感じています。

これからARが活躍する業界での取り組み

SCFC斎藤 palanさんの事例をいくつか見ていると、エンタメ領域でかなりご活躍をされているようですが、スポーツの領域は今まで実績があるのでしょうか。

palan齋藤 スポーツ領域は今まさに動いているものが多く、なかなか現段階で公表できるものは無いのですが、大きなスポーツ系イベントで少し盛り上げるような施策を考えています。例えば、選手と一緒の写真を撮れたり、会場に行ったら特典をもらったり、特別な体験ができたり、というものが多くなってきます。

浅間 ARはスポーツ観戦の盛り上げに大いに役立ちますし、使い方次第でスポーツの練習時にも利用することができると思います。また、スポーツをきっかけとしてARに興味を持つ方も多くいらっしゃると思います。ARがよりスポーツを盛り上げ、そしてスポーツがARの普及をより一層加速させるのではないかなと思います。

SCFC斎藤 ますます気になってしまいます(笑)。例えばスポーツのような新しい領域に入って行く際に、マーケティングやプロモーションの面で難しい部分はあると思いますが、何か工夫されている点はありますか。

palan齋藤 やはり手軽さを全面に押し出すことですかね。その他の要素ですと、AR自体がまだ付加価値をあまり出せていないので、そこをどうやって超えられるか、というのは課題です。それを克服する一つの方法として、領域は違いますが、eコマースのプラットフォームを作ろうと思っています。VRとARを使ったサービスになるのですが、リアル店舗とECの中間的役割を担えたらと思っています。eコマースだと既に購買目的がはっきりしている人が多いですが、そうではない人のために、VRで店舗を回遊していただき、商品をARで見て、そのまま購入できる、というどちらかというとリアル店舗に近い体験を我々のサービスを通して提供したいと考えています。このサービスは8月くらいにリリースを目指しています。話を戻すと、工夫している点としては、この様に「面白い」だけに留まらないユーザーにとっての利便性や、企業側にとっては実利につながるなどを求めていきたいですね。その答えの一つが今回のeコマースということになります。

SCFC斎藤 非常に興味深いですね。VRの話がちらっと出ましたが、こちらはヘッドセットをつけて、ユーザーに回遊させてから、ウェブのARに移す、ということでしょうか。

palan齋藤 いえ、基本的には、ブラウザやウェブだけで実現できる形です。アプリも必要ありません。我々はARを主としてサービスを出していますが、開発中のVRはそのAR体験をより良くするためのサービスとして捉えていただければと思います。

パートナーシップを通じて、お世話になった代々木やスポーツへ貢献したい

SCFC斎藤 ここからは、palanさんとCITYの繋がりについてお話をお聞けたらと思うのですが、そもそもCITYを知ったきっかけを教えていただけますか。

palan齋藤 CITYのスポンサーもされているペライチの橋田さんからお話をいただいて、CITYがスポンサーを探している、ということでご紹介頂きました。

SCFC斎藤 その際、クラブ自体にはどのような印象を持たれましたか。

palan齋藤 個人的にサッカーが好きで、高校も強豪校というところにいたので、興味深かったのですが、今まで見ることのなかった下部リーグの話だったにもかかわらず、しっかりとクラブ運営をされていたり、地域や色々な人を巻き込んでやられているところはすごいな、と思いました。あとは、情報を結構オープンにされているところは好印象でした。我々も、情報をステークホルダーに対して公開していくというスタンスなので、そこも共感を持てました。

SCFC斎藤 ありがとうございます。パートナーになろうと思った決定的な理由は何かあったのでしょうか。

palan齋藤 我々は最初は新宿にオフィスを構えていたのですが、代々木に引っ越して以降はずっと代々木におります。代々木も渋谷区なのですが、渋谷とは異なる魅力もあり、また渋谷という街自体も好きなので、何か貢献できることがないか、とずっと探していました。もう一点は、スポーツに対して貢献したいと考えていたところもありました。また、社内メンバーもサッカーが好きなメンバーも多いので結びついたのもありました。 最後に、事業としてARを広めていくとなった時に、ただ単にエンタメというよりも、スポーツの様に熱量のあるところで使われたらいいな、と思っていたので、それが叶えやすくなるな、とも思いました。

SCFC斎藤 最後に、どの様なことをこのパートナーシップによって成し遂げたいと考えていますか?

palan齋藤 一つは、パートナーでなくては出来なかったような、ARxスポーツの分野で貢献できることを成し遂げたいですね。 あと、今はなかなか難しいかもしれないですが、スポーツは一体感を生み出せると思うので、純粋にみんなで試合観戦をしたいとは思っています。

SCFC斎藤 はい、もっと安心して観戦できるようになったら、是非ご来場いただければと思います!本日はお忙しい中ありがとうございました!

株式会社palan 設立:2016年11月1日 所在地:東京都渋谷区代々木1-58-16 清水ビル2F 代表取締役:齋藤 瑛史 主な事業内容:ウェブサイト・ウェブシステムの企画・開発・実施・保守及びコンサルティング URL:



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